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テレビ東京 FINE出演?

月~金曜日の夕方15:30~17:20に放送されているテレビ東京の「FINE(ファイン)」は、報道ニュースと「レディス4」がMIXした新しい夕方の総合生ワイド番組。

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明日の「FINE」に博物館のオルゴール達が出演することとなりました。
時間は15時31分から。
番組冒頭のオープニングコーナーで、明日から開催される企画展「十機十色!ディスク・オルゴール展」を紹介してくださる予定です。
30秒ほどの短いコーナーだそうですが、是非ご覧下さいませ。

※なお、報道番組のため、大事件や大事故などが発生した場合、放送されないこともございます。

「FINE」のHPへ   新しいウィンドウで開きます。

チャリティ商品の販売、はじめました。

東日本大震災の被災者の方々を応援したいと思い、チャリティ商品をご用意しました。

チャリティ商品の売上の全額を日本赤十字社を通じ、東日本大震災の義援金として寄付いたします。

博物館の受付で開催中です。100円のキーホルダーから色々な商品があります。

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お近くにお寄りの際は、ぜひ覗いてみてください。

企画展 十機十色!ディスクオルゴール展 来週から

来週の5月17日火曜日から7月16日土曜日まで、博物館コースでは「十機十色!ディスクオルゴール展」を開催いたします。

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企画展では、十人十色ならぬ、十機十色!様々なディスク・オルゴールが登場します。

ディスクオルゴール発売当時の稀少な初期の機種。
ベルやチャイムが伴奏する機種。
からくり機構がついた楽しい機種。
2枚のディスクで演奏するもの。
1枚のディスクで2曲演奏する珍しいシフティング・ディスク3種。
などなど。手廻しの小さなものから大きなものまで13機種のご紹介です。
十三機十三色?

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今回の企画展はディスク・オルゴール誕生のきっかけとなった紙のディスクを使用するオルガニートから始まります。
スタッフの解説とともに、13機種のディスク・オルゴールをお楽しみいただき、
企画展の最後には自動でディスクを交換するオートチェンジャーの裏側を公開します。

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また、常設展ではオートマタやシリンダーオルゴールなど、企画展でご紹介できなかった機種を演奏。
企画展と常設展、あわせて約1時間の演奏をお楽しみいただいた後、
5階のカフェで自動演奏ピアノを聴きながらのティータイムをお過ごしいただけます。

博物館コースは11時、14時、16時からで、所要時間は約70分です。
約12名様で締切りとなります。

演奏曲目

  • 企画展示室

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曲目作曲者名機種名
ハンガリアン・マーチベルリオーズジャイアント・アリストン(オルガニート)
ドナウ川のさざ波イヴァノヴィッチポリフォン エクセルシオール(初期)
新しきウィーンシュトラウス2世シンフォニオン Style No.6(初期)
オールヴォワール、グッバイじゃないのケネディシンフォニオン Style20S
賢いミスターグリーンダーンリーシンフォニオン Style20D(マニベル)
おもちゃの兵隊の行進イェッセルカリオペ 60G(ベル付)
5月のワルツアレッターシンフォニオン Style48K(板ベル付)
「魔弾の射手」より 花嫁の冠を編みましょうウェーバープードルのティーパーティ(からくり付)
「ゼッキンゲンのラッパ吹き」より ごきげんよう、さようならネスラーカリオペ(クリスマスツリースタンド)
I Wonder who's kissing her now.ハワードレジーナ Style216(ベル付)
美しきライン&花のポルカ不詳&ツィラータンホイザー(シフティングボックス)
「ウィンザーの陽気な女房たち」より 序曲 part1&2ニコライシリオン(シフティングボックス)
ハンガリアン ラプソディ part1&2リストニュー・センチュリー(シフティングボックス)
カイロの道ソーントンシンフォニオン No.25D(ダブル・ディスク)
  • 自動ピアノ

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機種名曲目作曲者名演奏者名
ウェルテ・ミニヨン パヴァーヌ 作品50 変へ短調フォーレ、ガブリエルフォーレ、ガブリエル

 (100年前のオルゴールを鳴らしている為、機種や曲目は予告なく変更することがございます。ご了承下さい。)

博物館コースの詳しいご説明へ   新しいウィンドウで開きます。
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シェフのオートマタ

被災者の方や不安な気持ちで過ごしている方々に、少しでも元気になっていただきたいと願って、オルゴールやオートマタの映像をYouTubeに応援投稿しています。

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今日はシェフのオートマタ。
1895年頃にフランスのルレ・エ・ドゥカン工房で作られたものです。

シェフがウォーミングパン*1とトングをヴァイオリンと弓にみたてて、音楽とともに演奏します。
台にはオルゴールとからくりが組み込まれ、オルゴールの動力を利用して人形を動かします。
手や頭以外にも、帽子や舌も動くのでお見逃し無く。
ハンサムなシェフのヘッドは著名な­人形師ジュモーの作品です。

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現在アンティーク・ドールとして人気がある西洋人形も、オルゴールと時を同じく19世紀に開花しました。
産業革命や万博などの影響を受け、パリを中心に発展し、量産されるようになりました。
ジュモー、ブリュなどの人形工房は、当時各地で開催された博覧会で金メダルを受賞し、人気に拍車をかけます。
アメリカやオーストラリアなどにも紹介され、世界中に輸出されるようになるのです。
オートマタにも、様々な種類の人形が用いられ、特にビスクドールと呼ばれる陶器の人形は人気を博しました。
ビスクドールの「ビスク」とは、お菓子のビスケットと同じく、フランス語の「二度焼き=ビスキュイ(biscuit)」が語源です。
 
 
 

*1:ウォーミングパン:真鍮しんちゅう製で長い柄のついたふた付きのフライパンのようなもの。中に燃えている石炭などを入れてベッドに入れ寝具を暖める為に使われていた。映画「パイレーツオブカリビアン」で使用人が使っていたり、マザーグースの歌の中にも登場するそうな。

メカニカル バードケージ

被災者の方や不安な気持ちで過ごしている方々に、少しでも元気になっていただきたいと願って、オルゴールやオートマタの映像をYouTubeに応援投稿しています。

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今日のオルゴールはメカニカル・バードケージ。
3羽の鳥が交互に鳴くオートマタです。

生きている鳥ではありません。
剥製の鳥に機械を組み込んで、くちばしと首、尾を動かします。
動力はゼンマイで鳥かごの下に組み込まれています。

鳴き声はフイゴと笛で再現します。
フイゴで作られた風がトロンボーンの原理を応用した笛に送られ、笛につけられた管がスライドすることで音程の高低を生み出します。

20世紀前半にフランスかスイスで作られたようです。

 

5月の演奏会コース

あさってからゴールデンウィークが始まります。
オルゴールの小さな博物館は5月1日と2日が休館日で、それ以外は通常通り営業いたします。
 
 
5月3日からの演奏会コースの曲目をご紹介いたします。

  • 自動ピアノ
機種名曲目作曲者名演奏者名
スタインウェイ・デュオ・アートラ・カンパネラリストフリードマン,イグナス
  • ディスク・オルゴール
機種名曲目作曲者名
ステラ・テーブルタイプフニクリ・フニクラデンツァ
ミラ・エンプレス「ロミオとジュリエット」より グランド・ワルツグノー
ポリフォン Style105「ドロシー」より みどりの岸辺セリアー
ステラ・オーケストラルグランドフラワー・ポルカツィーラー
シンフォニオン・エロイカスターバト・マーテルロッシーニ
アメリカ・シンフォニオン舞踏への勧誘ウェーバー
レジーナフォンドナウ川のさざ波イヴァノヴィッチ
ロッホマン黒き汝が瞳ハインズ
レジーナ オートチェンジャー(随時) 

 
スタッフお勧めの1曲はポリフォンStyle105で演奏する「ドロシー」よりみどりの岸辺です。
「ドロシー」はイギリスの作曲家アルフレッド・セリアーが作曲し、1886年にロンドンで初演されたコミック・オペラです。
  ファイル 362-1.gif  Alfred Cellier(1844-1891) Wikipediaより

原題はクイーン・オブ・マイ・ハート(Queen of my Heart)。劇中ではシャーウッド(バリトン)が歌うバラードです。
ヒロインのドロシーを思って歌うのでしょうか。
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ロンドン公演時のキャスト。ハイデン・コフィン(ハリー・シャーウッド役)とマリー・テンペスト(ドロシー役)
Hayden Coffin as Harry Sherwood & Marie Tempest as Dorothy Bantam(Wikipediaより)

歌うように流れる旋律をオルゴールでは見事なアレンジで表現しています。
  ファイル 362-3.gif Wikipediaより
  
 
自動ピアノではリスト作曲の「ラ・カンパネラ」をフリードマンの演奏でお聴きいただきます。
  ファイル 362-4.gif  フリードマン,イグナス(1882-1948 ポーランド) Wikipediaより

今年はリスト生誕200年です。1月の「愛の夢」に続く第2弾として、彼の代表作であり、今なお大人気の曲「ラ・カンパネラ」をどうぞお楽しみください。
 
 
その他、シリンダー・オルゴール、ストリート・オルガンの演奏やオートマタの実演もございます。
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演奏会コースはご予約なしでお聴きいただけます。お時間に合わせてお越しください。
演奏時間 13:00~/15:00~(所要時間約50分)

演奏会コースのご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

メカニカル・ピクチャ

被災者の方や不安な気持ちで過ごしている方々に、少しでも元気になっていただきたいと願って、オルゴールやオートマタの映像をYouTubeに応援投稿しています。

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今日のオルゴールはメカニカル・ピクチャ。
額の中の絵をオルゴールが動く力を利用して動かすからくりです。

メカニカル・ピクチャは1700年代から作られていたといわれます。
初期のものは油絵で描かれた風景の時計塔の時計が実際に動いたり、時計の文字盤に描かれた絵が動いたりするものです。
動きは単純ですが、一点もののとても高価なものがほとんどです。

製品として多く作られたのは1890年代から1900年代初頭といわれています。
動かしたい部位の紙をカットして、絵の中の色々な部分を動かす楽しい額絵が販売されました。

動画はピアノを囲んでくつろぐ家族団らんの風景を再現した額絵。
赤ちゃんをあやすおじいさん、ピアノを弾くおかあさん。
お兄ちゃんが妹を叱っているように見えます。
ケース横のスタートレバーを引くと、音楽が鳴り、動く絵が楽しめます。
メーカー、製作国、製作年代は不詳ですが、1900年頃、イギリス製のものに大変よく似たメカニカル・ピクチャがありました。

バリスター

被災者の方や不安な気持ちで過ごしている方々に、少しでも元気になっていただきたいと願って、オルゴールやオートマタの映像をYouTubeに応援投稿しています。
ちょっとご無沙汰してしまいました。すみません。

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1900年代にフランスのファリボア工房で作られたオートマタ*1です。
ファリボア工房は1878年のパリ万博への出展を機に、オートマタの製作を手がけます。
当初はガラスドームの中で風景などを再現するジオラマを多く製作しましたが、19世紀も終わりになるとガラスドームの需要はなくなります。
1905年頃まで大型のオートマタを作製しますが、ゼンマイで動くオートマタの需要がなくなると、今度はショーウインドーに飾る電動式の人形を作るようになります。
しかし1925年、時代の流れとともに工房を閉じることになります。

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彼の職業はバリスター(法廷弁護士)。
法廷用コートに黒のシルクのガウンをはおり、膝までの半ズボン、フル・ボトムのカツラ。
彼は"クイーンズ カウンセル"の儀式用の服装を身にまとっています。
"クイーンズ カウンセル"とはイギリスの法廷弁護士。
弁護士のなかでも法廷で弁論できるのがバリスターで、バリスターの中でも一定の経験と実績のある優秀な弁護士はクイーンズ カウンセルと呼ばれます。

スイッチを入れると、両手を振り、熱弁をふるいます。
大きく開けた口、見開く瞳、打ち鳴らされた手の音が、臨場感を高めます。
彼の声が聞こえてきそうな、迫真の演説をご覧下さい。

只今、博物館コースで実演中です。

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*1:オートマタとはオルゴールの動力を利用して人形を動かす「からくり人形」

今日から通常営業に戻りました。

今日から通常の営業時間に戻りました。
博物館コースの16時からのコースも復活し、ショップも10時半から18時まで営業します。

ミュージアム・ショップにはリュージュ社の高級なオルゴールから、ペーパーアートの安価なオルゴール。
音を奏でるグッズ、楽器をモチーフにしたアイテム 、ベビー用品など。
500種以上のアイテムが並んでいます。

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ショップには入館料は必要ありませんので、どうぞお気軽に遊びにいらしてくださいませ。

インターネット・ラジオの取材

インターネットのラジオとは、ネット上で音声を公開しているサイトから、その番組をパソコンなどに読み込んで楽しむことができるサービスです。
普通のラジオから聞けません。
でも、好みの番組を読み込み、好きな時間に聞くことができるという利点もあります。

昨日は、首都高速道路がスポンサーをしている『東京 slow style』という番組の取材がありました。
忙しい都会の中でゆっくりすごす、ゆったり暮らすというライフスタイルを模索する番組で、実際に取材に出かけ、その模様をPodcast、blog、メルマガで配信しているそうです。

ナビゲータはサシャさん。
幼い頃ドイツで暮らしていらしたそうで、子どもの頃にドイツで聴いたストリート・オルガンに再会し、実際に演奏したことを大変喜んでくださいました。

公開日など決まりましたら、またご紹介します。

ファイル 357-1.gif エントランスで博物館の紹介を録音

ファイル 357-2.gif 博物館コースの体感ベンチに座って振動を体感

ファイル 357-3.gif 次に体感ベンチの下の共鳴空間に潜り込んてみることに

ファイル 357-4.gif 子どもの頃に聞いたストリート・オルガンの演奏に初トライ

『東京 slow style』のサイトはこちら
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