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チャリティ商品 オンラインショップでも販売

東日本大震災の被災者の方々を応援したいと思い、博物館にてチャリティ商品を販売していますが、オンラインショップでも販売を始めましたのでご案内いたします。

店頭ではお手頃価格の商品が中心ですが、オンラインショップでは、今では入手困難な商品などを販売しております。
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日本を代表するオートマタ作家西田明夫氏の作品や、限定商品、廃盤商品などなど。
いずれも博物館のオーナーのオルゴールや雑貨です。

古いものなので汚れや破損などがある場合もございますし、化粧箱もありません。また、チャリティ商品のため、返品や交換もお受けできません。
何卒ご理解の上お求めください。

チャリティ商品の売上より送料、代引き手数料などの経費を除いた全額を、日本赤十字社を通じ、東日本大震災の義援金として寄付いたします。

詳しくはオンラインショップのチャリティ商品のページをご覧ください。

寄付金額などはこのブログにてご報告いたします。

チャリティ販売 売上のお知らせ

5月14日のブログでご紹介したチャリティ商品の販売ですが、多くの方々がご協力くださり、お蔭様で5月の売上は33,800円になりました。

さっそく昨日、東日本大震災の義援金として日本赤十字社宛てに振り込みいたしましたのでご報告いたします。

皆様どうもありがとうございました。

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商品はほとんど1品ものなので少しずつ入れ替わっています。

東京 slow style 今日から

首都高速道路がスポンサーのインターネット・ラジオ『東京 slow style』が今日から放送されています。

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ネットラジオとはネット上で音声を公開しているサイトから、その番組をパソコンなどに読み込んで楽しむことができるサービスです。
また『東京 slow style』ではラジオ以外にも、幼い頃ドイツで暮らしていらしたというナビゲーターのサシャさんのブログもあり、写真付きで楽しめます。
お時間がある時に是非!

『東京 slow style』のサイトこちらから。 新しいウィンドウで開きます。

番組内容や取材状況は4月13日のブログでもご紹介しています。新しいウィンドウで開きます。

6月の演奏会コース

6月の演奏会コースの曲目をご紹介いたします。

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演奏曲目

  • 自動ピアノ
機種名曲目作曲者名演奏者名
スタインウェイ・デュオ・アート水の反映ドビュッシーコープランド・ジョージ
  • ディスク・オルゴール
機種名曲目作曲者名
ステラ・テーブルタイプサンタ・ルチアイタリア民謡
ミラ・エンプレスセレナーデグノー
ポリフォン Style105「軽騎兵」より 序曲スッペ
アメリカ・シンフォニオンミニヨンモーリー
シンフォニオン・エロイカ「ローエングリン」より 婚礼の合唱ワーグナー
レジーナフォンラデツキー行進曲シュトラウス
ポリフォン Style104「ヘンゼルとグレーテル」より 私と踊りましょうフンパーディング
エーデルワイス学生たちのつの笛スコットランド民謡
ポリフォン・ オートチェンジャー(随時) 

 
ラデツキー行進曲、サンタルチア、婚礼の合唱など、皆様よくご存知の曲の他、
ヘンゼルとグレーテルや軽騎兵など、タイトルは知らなくてもメロディーは聴き覚えがある曲などを演奏いたします。
 
 
自動ピアノで演奏するドビュッシーの『水の反映』は、『映像』第1集の第1曲で1905年に作曲されました。

演奏しているジョージ・コープランド(1882~1971 アメリカ)はアメリカやヨーロッパで広く演奏活動を行い、同時代のフランスやスペインの作曲家の作品を専門としていました。
特に個人的交遊があったドビュッシーの演奏家として知られていました。
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その他、シリンダー・オルゴール、ストリート・オルガンの演奏やオートマタの実演もございます。
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演奏会コースはご予約なしでお聴きいただけます。お時間に合わせてお越しください。
演奏時間 13:00~/15:00~(所要時間約50分)

演奏会コースのご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

ペーパーオルゴールの新曲

オルゴールの小さな博物館のオリジナル商品、ペーパーリボンオルゴールに新曲が加わりましたのでご紹介します。
ペーパーリボン音符に仲間入りしたのは『アイガットリズム(I got rhythm)』です。
 ファイル 364-1.gif ペーパーリボン音符

アイガットリズムというタイトルはご存知なくても、この曲はCMやミュージカルなどで使われていたこともあるので、聴いたことがある方も多いと思います。
軽快なリズムの陽気な曲です。

作曲したのは『ラプソディー・イン・ブルー』などで知られるアメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンです。
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ペーパーリボンオルゴール音符はオンラインショップでもご購入いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。  新しいウィンドウで開きます。


ペーパーBOXオルゴールには他にもいろいろ種類があります。
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詳しくはオンラインショップのページをご覧ください。  新しいウィンドウで開きます。

トップページのミュージックを更新しました

博物館のホームページのトップページの右側にあるメニュー『Music』の曲目を更新しました。

「ヘンデルのラルゴ」として有名な曲です。
 
 

ファイル 373-1.gif ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759) ドイツ→イギリス
 
 
クラシックをまったく聴かない方でも、バタフライをするカエルのCMで流れていたのをご覧にあると、ああと思われるのでは?
 
 

もともとこの曲は、1738年4月に初演されたオペラ「セルセ(Serse)」の第1幕の冒頭で歌われるアリア「オンブラ・マイ・フ」です。
プラタナスの木陰で休むペルシャ王セルセ(クセルクセス1世)によって歌われます。
歌詞は以下の通りです。(Wikipediaより)

原詩 (イタリア語)
Ombra mai fù
di vegetabile,
cara ed amabile,
soave più

日本語訳
こんな木陰は 今まで決してなかった
緑の木陰
親しく、そして愛らしい、
よりやさしい木陰は

曲名は歌い出しの部分からとられています。
このオペラが上演されることはほとんどないのですが、この曲だけ今でも愛され演奏されています。
曲の速度記号から、『ラルゴ(Largo)』または『ヘンデルのラルゴ』とも呼ばれるようになりました。
 
 
ファイル 373-2.gif 1910年ごろの絵葉書。ブラントロックにある高さ128mの無線塔(アンテナ)(Wikipediaより)

 
この曲には「世界で初めて電波に乗せて放送された音楽」というエピソードがあります。
1906年のクリスマスイブに、カナダの発明家レジナルド・フェッセンデンによって初のラジオ実験放送が行われ、「ヘンデルのラルゴ」がレコード演奏されたそうです。
バタフライをするカエルのCMを流しているNTTのHPによると、その電波を受信したのは、付近を航行中の貨物船。
普段の「トン・ツー」というだけのモールス信号のあとに、突如音楽が流れ出し、船員たちは、この奇跡のような変革に、ただ驚くばかりだったそうな。
 
 
ファイル 373-3.gif レジーナ フォールディングトップ
 
 
演奏しているのは1890年代、アメリカのレジーナ社で製造された、レジーナ フォールディングトップです。
直径27インチ(約69cm)のディスクを使用しています。
5月20日のブログの動画では、オートチェンジャーでの演奏でしたので、ふたつの機種の音色の違いなんかも、お楽しみいただければと思います。

裸のレジーナ・オートチェンジャー

今週から「十機十色!ディスクオルゴール展」を開催しています。
 
 
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5月13日のブログで演奏機種や曲目をご紹介していますが、今日は今回の企画展で初めてチャレンジしたオートチェンジャーの裏側公開についてのご紹介です。
 
 
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「オートチェンジャー」とはディスクを自動で交換してくれるオルゴールです。
レバーで好みの曲を選んでスタートすれば、自動でディスクを持ちあげセットして演奏をしてくれるのです。
そしてそれは電気を使わず、ゼンマイの力だけで動きます。
オートチェンジャーはポリフォン社やシンフォニオン社でも生産しましたが、一番多く生産したのはレジーナ社で、数千台作られたといわれています。

展示しているStyle33は、直径27インチ(約69cm)のディスクを使用します。
1905年頃、アメリカのレジーナ社で作られました。
コインで動く機能は付いていなくて、大きなホールや大邸宅用として売られていました。
ゼンマイは上下に2つあり、レジーナの広告には「それぞれ1/4馬力」と書かれていました。
上のゼンマイは演奏用で、下のゼンマイはディスク交換用です。
 
 
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広告には「ピアノ音響板がついているため音量と音色は最高級のピアノと肩を並べる」と書かれていますが、今回はケースの背面の板と前面の扉をとって展示しています。

エアーブレーキが動きだす様子。
ディスクがゆっくりと持ち上がるシステム。
演奏中のディスクの裏側。
普段は見られないオルゴールの機械内部が観察できます。

裏板を外したことで音量は下がっていますが、オルゴールの裏側を見られる滅多にないチャンスです。
 
 
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オートチェンジャーは複雑なシステムを木の外枠で止めています。
丈夫な鉄柱などを持っていないためとても不安定で、移動を嫌います。
それなのに今回は裏板と前面の扉を外してしまっています。
ご見学の際には体当たりなどしないように、お気をつけくださいませ。
皆様のご来館をお待ちしております。


ラジオ

今日の15時45分くらいから、ニッポン放送「上柳昌彦ごごばん」の「東京ガス・ハートフルライフ・プレミアムトーク」のコーナーで博物館を紹介していただける予定です。

ファイル 371-1.gif (ニッポン放送HPより)

取材にはニッポン放送のアナウンサー五戸 美樹(ごのへ みき)さんがひとりでいらっしゃいました。

ファイル 371-2.gif (ニッポン放送HPより)

色々なオルゴールを聴きながら、マイクを片手に約2時間の取材でした。
放送局に帰ってから編集して、約5分の放送となるのだそうです。
どうぞ、お楽しみに!

演奏会コース 展示品入れ替え

演奏会コースでご紹介する展示品のうち、シリンダー・オルゴール、オートマタ、自動オルガンを入れ替えました。
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自動オルガンはいつも2台演奏していますが、今回は年代や仕組みなどが対照的な2台です。左側がモンキー・オルガン、右側がニコ・ヴァン・デューレンです。
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モンキー・オルガンは1910年頃のイギリス製で、ソフトにはバレル(木製の筒)を使用しています。
1本のバレルに7曲入っており、シリンダー・オルゴールのシリンダーのように横にずらして曲を替えます。
音源はリード(31枚)なので音のイメージはアコーディオンやハーモニカに近いです。
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ニコ・ヴァン・デューレンは現代のオランダ製ですが、18世紀のフレーテンウーア(笛時計(音楽時計))の楽器部分を復元したオルガンです。
ソフトは当時バレルを使用していましたが、これはロールを使用しています。1本のロールは1曲入りで、交換して様々な曲を演奏できます。
音源は前面に並んでいる木製のパイプ22本で、ストリート・オルガンのような迫力ある音ではなく、可愛らしい小型パイプオルガンの音色です。
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どちらも手廻しで演奏します。仕組みや音色の違いをお楽しみください。
 
 
5月の演奏会コースのプログラムについては4月27日のブログ記事をご覧ください。
ブログ記事へ  新しいウィンドウで開きます。
 
 
演奏会コースはご予約なしでお聴きいただけます。お時間に合わせてお越しください。
演奏時間 13:00~/15:00~(所要時間約50分)

演奏会コースのご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

取材がありました

昨日のブログでご紹介したTV東京の取材がありました。

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お勧めのディスク・オルゴールはたくさんあるのですが、放送が30秒ほどなのでじっくり撮影されたのは数台です。
帰り際にもう1台と思ったのですが、これから編集なのでと大急ぎでお帰りになりました。

放送は今日の15時半からです。あっという間と思われますので、どうぞお見逃しなく!