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明日は豆まき

明日は節分です。

節分とは、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことで、まさに季節を分ける日です。
季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられていて、豆まきをして、邪気を追い払い、一年の無病息災、厄除け、家内安全等の願うのです。

ファイル 438-1.gif 護国寺

博物館のご近所の護国寺さんでも明日、節分会が行われます。
護摩の祈願が行われ、力士や歳男、歳女による豆まき、和太鼓の演奏や歌手のミニステージなどが行われるようです。
(ちなみにキングレコードは護国寺のすぐそばにあります。)
詳しい情報は下記の通りです。

【開 催 日】 2012年2月3日(金)
【時  間】 13:00~14:00 和太鼓演奏
       14:00~14:30 キングレコード歌手ミニステージ
       14:30~15:00 歳男・歳女パレード
       15:00~15:30 大護摩法要
       15:30~    豆まき式
【参拝者数】 1000人
【著 名 人】 小金沢昇司(キングレコード)、永井裕子(キングレコード)
【会  場】 大本山 護国寺 (東京都文京区大塚5-40-1)
【お問合せ】 03-3941-0764

ご見学は11時からの博物館コースか16時からの博物館コースがおすすめです。
ご予約のお電話お待ちしております。

ご予約はこちらから。新しいウィンドウで開きます。
03-3941-0008

チャリティ販売 1月分売上のお知らせ

2012年1月のチャリティ販売についてご報告いたします。

博物館受付前にて行っている販売の売上は2,100円でした。
また、オンラインショップでの売上は20,228円(1月入金分)でしたので、チャリティ販売の合計金額は22,328円です。

売上金は本日、東日本大震災義援金として日本赤十字社宛てに振込みました。

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2011年5月からの総計は362,363円になりました。

皆様、ご協力いただきましてどうもありがとうございました。

2月演奏会コース曲目

2月1日からの演奏会コースの曲目をご紹介いたします。

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  • 自動ピアノ
機種名曲目作曲者名演奏者名
スタインウェイ・デュオ・アート平均律クラヴィーア曲集 第1巻 24の前奏曲とフーガより 3.嬰ハ長調 BWV848J.S.バッハエセル・レジンスカ
  • ディスク・オルゴール
機種名曲目作曲者名
ステラ・テーブルタイプスコットランドの釣鐘草スコットランド古謡
ミラ・エンプレススコットランドの釣鐘草スコットランド古謡
ポリフォン Style105「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 二重唱マスカーニ
ステラ・オーケストラルグランド「イル・トロヴァトーレ」より 我らの山へ帰ろう 二重唱ヴェルディ
シンフォニオン・エロイカステファニーガヴォットツィブルカ
アメリカ・シンフォニオン故郷の鐘不詳
レジーナフォンふるさと岡野貞一
ロッホマン鍛冶屋のポルカシュトラウス父
レジーナ オートチェンジャー(随時) 

自動ピアノで演奏する『平均律クラヴィーア』は『音楽を学ぶものの聖書』といわれた作品です。
「音楽の父」と称されるバッハが1722年に完成させました。
その楽譜には「音楽を学ぶ意欲のある若者たちの役に立つように、また勉強に熟達した人たちには格別の娯楽になるように」というようなことがバッハの自筆で書かれているのだそうです。

ファイル 433-5.gif 平均律クラヴィーア曲集第1巻自筆譜の表紙 Wikipediaより

実はこの曲は2月のヴァレンタインにあわせて選びました。
自動ピアノは紙のロールにあけられた孔を音楽信号として読み込み演奏するのですが、この曲のロールの沢山の孔の中にハートを発見したからです。
その他の部分も演奏中のロールの孔は幾何学の模様のようで、とても芸術的です。
音の配列が幾何学模様にみえるということは、聖書と言われることと関係しているのでしょうか?
是非、幾何学模様の中のハートを探しにいらして下さい。

ファイル 433-3.gif ファイル 433-4.gif


ディスク・オルゴールでは久しぶりに2機種での聴き比べをいたします。

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『ステラ・テーブルタイプ』と『ミラ・エンプレス』はスイスのメルモド・フレール社が機械を製造し、輸出先のアメリカでケースに組み込まれて販売されました。
それぞれ個性ある音色です。
同じ曲を演奏すると、音色やアレンジの違いがお楽しみいただけます。


演奏会コースはご予約なしでお聴きいただけます。お時間に合わせてお越しください。
演奏時間 13:00~/15:00~(所要時間約50分)

演奏会コースのご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

干支の起き上がりこぼしが勢ぞろい

毎年干支の動物の起き上がりこぼしをご紹介しておりますが、ご好評につき、12支すべてを揃えました。ショップにずらりと並んでいます。

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ご家族の干支を揃えてみてはいかがでしょうか。プレゼントにもお勧めです。

オンラインショップでも取り扱っております。
詳細はこちらをご覧ください。 新しいウィンドウで開きます。

強弱をつけて演奏するオルゴール

博物館コースで見学できる「技あり!シリンダー・オルゴール展」で公開中のシリンダー・オルゴールの紹介です。

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オルゴールは金属の棒を弾いて音を出します。
通常のオルゴールでは同じ歯から出る音は、みな同じボリュームです。
音楽を演奏するのに強弱が付けられないのでは、あまり面白くありません。
そこで1840年頃にフォルテ(大きな音)用の太くて大きな櫛歯と、ピアノ(小さな音)用の細くて小さな櫛歯を持ったオルゴール作られるようになりました。
大きな音と小さな音を2つの櫛歯で弾きわけることで、強弱をつけて演奏します。

企画展では3番目に登場するオルゴールです。

ファイル 434-1.gif ルクルト・ピアノフォルテ 1850年代 スイス ルクルト・フレール
 
 
なかなか良いアイデアです。
2枚の櫛歯が、交互に鳴って強弱のある表現豊かな演奏を披露してくれます。

しかし、同じ頃に櫛歯を2枚使わず、1枚だけで強弱をつけて演奏するオルゴールがありました。
 
ファイル 434-3.gif エクスプレッシヴ シリンダー 1840年頃 スイス ルクルト&グランジェ
 
 
櫛歯は1枚しかないのに、微妙な強弱を付けて演奏します。

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どうやってそれを可能にしているかとゆうと、シリンダーに植えられたピンの角度です。

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1本1本が異なった角度で植えられています。
この角度が異なることで、櫛歯を弾く量が異なるために、音量が変わります。
シリンダーに対し直角に近ければ、櫛歯を大きく弾くために大きな音となるのです。
2枚櫛歯のピアノフォルテより優れた点は、1音毎に微妙な強弱の差を表現できるのです。
そこでエクスプレッシヴ(表現豊かな)という名が付けられたのでしょう。

何千本も植わったどのピンがどの音に対応すると分かるのでしょうか?
このオルゴールは8曲入りのオルゴールなのです。
気の遠くなるような作業の末に生み出された奇跡の音。
それが約170年後の現在でも残っていて、演奏を聴けるなんて・・・。
(ピンが曲がっているために、メンテナンスが困難で、きちんと演奏できるこの手のオルゴールはとても珍しいとのことです。)

博物館を楽しむグッズはカードルーペです。
エクスプレッシヴは必見!必聴!?です。

ミュージカル出演者が支援オークション

1月10日のサンケイスポーツ 、1月11日の毎日新聞に「宮本亜門、百数十万円の自動ピアノを出品」「<東日本大震災>ミュージカル出演者が支援オークション」という記事をみつけました。
(各新聞の名前をクリックすると、記事のページが開きます。)

東日本大震災の被災地支援のため、チャリティーオークションが開かれるそうです。
そのオークションに演出家、宮本亜門さんが、百数十万円の自動ピアノを出品したとありました。

オークション関連ページ 新しいウィンドウで開きます。

見てみると、ピアノはニッケルオデオン(ニケロディオン・ニコロデオン)と呼ばれる自動ピアノでした。

ファイル 432-1.gif (博物館のニケロディオン)

5セントのコインを入ると演奏する営業用の自動ピアノで、シロフォン・カスタネット・タンバリン・ドラムなどが組み込れていて、賑やかな演奏を披露してくれます。

ファイル 432-2.gif (博物館のニケロディオン内部)

実は1940年頃にアメリカで作られたコイン・オペレート方式の自動ピアノ、オーケストリオン、その他類似の機種は、総称してニッケルオデオンと呼ばれているのですが、製作された当時には使われていなかった言葉です。
ニッケルオデオンとは主に1903-1914年頃に5セント(ニッケル硬貨)の入場料を請求した初期の劇場を意味するのですが、5セントで動く自動楽器をコレクター達がそう呼ぶようになったのでしょう。
今日では一般的に使われるようになりました。

博物館のニケロディオン(ホールに置いてあるもの)の動画をYouTubeでアップしていますので、よろしければ

櫛歯の作り方

スイスの高級オルゴールといえば、リュージュ社。

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その日本代理店がリュージュ販売株式会社です。
昨年の暮れにリュージュ販売さんからシリンダーの部品を貸してもらいました。
9月に行われていた『2011オルゴールフェスティバル(日本橋三越)』で展示されていたのを羨ましそうに見ていたら貸してくれました。

今日はその中から「櫛歯*1の作り方」を紹介します。

ファイル 431-2.gif (裏から見たところです。)

左から製造過程順に並んでいます。

一番左は形成されたスチール(鋼鉄)の板です。櫛歯を固定するためのネジ止め用のアナと、オモリを付けるための台などが形成されています。

左から2番目は切り込みを入れたところ。
櫛歯の1本1本が音を出し、長い方が低い音、短い方が高い音となります。
櫛歯はピアノのようにドレミファと順番に並んでいるのではなく、曲によって配列が異なります。
切り目を入れ長さがを替えていますが、この段階では調律は完了していません。

左から3番目は焼入(やきいれ)をしたところ。
画像ではわかりにくいのですが、色が黒っぽくなっています。
切り目を入れた櫛歯を800度の釜に入れ、その後常温の油に浸けて急冷させることを繰り返すのが焼入です。
焼入を行うことで硬度が増し、繊細な音色の基になるそうです。
焼入が終わったら研磨します。
 
 

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左から4番目、何かがモコッとついています。
重厚な低音を出すためと、調律がしやすいようにつけた鉛です。

 
 
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左から5番目、その鉛を研磨して、一本ずつの音程を決定した後、ダンパーとなる透明な樹脂を貼り付けます。
櫛歯は一度弾かれると振動を続けますが、振動中の歯に金属のピンが触れると、ジッという雑音(ダンパーノイズ)が生じます。
まずダンパーがシリンダーのピンに押し上げられ櫛歯の振動を止め、その後、櫛歯が弾かれる仕組みです。

 
 
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左から6番目が完成した櫛歯です。
ダンパーを櫛歯の長さに合わせて切りそろえます。

オルゴールにセットされているときは見えないので、様々に工夫された櫛歯の裏を見て驚く方が多くいらっしゃいます。
1796年、金属の棒を弾いて音を出すオルゴールが誕生して以来、改良が重ねられて1830年代には既に櫛歯の性能は頂点に達していたように思えます。

現在、公開中の1840年頃に作られたエクスプレッシヴ・シリンダーが鳴り出すと、ドーンという低音に驚かされます。

*1:櫛歯:オルゴールの音源となる部分。鋼鉄の板に切り目を入れ、調律して製作する。髪をとかす櫛に形状が似ているためにこの名が付いた。

チャリティ販売 12分売上のお知らせ

2011年12月のチャリティ販売についてご報告いたします。

12月は博物館受付前にて行っている販売の売上11,100円でした。

売上金は本日、東日本大震災義援金として日本赤十字社宛てに振込みました。

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2011年5月からの総計は340,035円になりました。

皆様、ご協力いただきましてどうもありがとうございました。

1月演奏会コース曲目

1月の演奏会コースの曲目をご紹介いたします。
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演奏曲目

  • 自動ピアノ
機種名曲目作曲者名演奏者名
スタインウェイ・デュオ・アートディヴェルティメント 第17番 ニ長調 第3楽章 メヌエットW.A.モーツァルトハロルド・バウアー
  • ディスク・オルゴール
機種名曲目作曲者名
ステラ・テーブルタイプ「カルメン」より 闘牛士の歌ビゼー
ミラ・エンプレス「おもちゃの国の赤ん坊たち」より ワルツハーバード
ポリフォン Style105「小鳥売り」より ポルカツェラー
ステラグランド双頭の鷲の旗の下にワーグナー
シンフォニオン・エロイカ夜の訪問リヒター
レジーナフォン美しく青きドナウシュトラウスⅡ
ポリフォン Style104舞踏への勧誘ウェーバー
エーデルワイス「ファウスト」より ワルツグノー
ポリフォン・ オートチェンジャー(随時) 

新年に相応しく、明るくて楽しい曲を選びました。
優雅なワルツや元気が出るマーチなどをオルゴールの演奏でお楽しみください。

この他、シリンダー・オルゴール3台、オートマタ4体、自動オルガン2台も演奏します。

演奏会コースはご予約なしでお聴きいただけます。お時間に合わせてお越しください。
演奏時間 13:00~/15:00~(所要時間約50分)

演奏会コースのご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

今日からスタート

博物館は今日からスタートです。

新年早々の企画は「技あり!シリンダー・オルゴール展」です。

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オルゴール演奏の限界に挑んだ、職人たちの技が光るシリンダー・オルゴールを展示、演奏します。

性能の異なる2枚の櫛歯を備えて強弱をつけて演奏するオルゴール。
同じ音の歯を複数本用意して長音を表現するオルゴール。
シリンダーを2つに分けて異なる制御をして長時間演奏を可能にしたオルゴール。
とても個性的な12台のオルゴールたちが登場します。
スタッフがそれぞれどんな演奏が得意なのかをご説明しながら披露します。

演奏する機種と曲目をご紹介します。

機種名製作年製作国メーカー曲目作曲者名
シリンダー・ボックス1865年頃スイスニコール・フレールエジンバラの花スコットランド古謡
オーヴァチュア・ボックス1880年頃スイスニコール・フレール「ファウスト」より 序曲グノー
ピアノフォルテ・ボックス1850年代スイスルクルト・フレール「ドン・ジョバンニ」より 手をとりあってモーツァルト
エクスプレッシヴ・シリンダー1840年頃スイスルクルト・グランジェ「秘密の結婚」より 序曲チマローザ
ピッコロ・シリンダー1880年頃スイス***
サブライム・ハーモニー コンサート・ピッコロ1880年代スイスラングドルフ「タンホイザー」より 序曲ワーグナー
ボワセレステ・オーケストラル1880年代スイスペイラード「ウィリアム・テル」より 祈りロッシーニ
マンドリン・シリンダー1870年代スイスブレモンド「ラーリーン」より 我が祈りを聞き給えウォレス
ディヴァイン・ハーモニー・トレモロ1880年頃スイスペイラード「シャモニーのリンダ」より 二重唱ドニゼッティ
バリトン・ハーモニクス1890年代スイスジュノー「ノルマ」より 聞き給えノルマベッリーニ
ビュッフェスタイル・チター付き1880年代スイスラングドルフウィーン気質シュトラウス2世
プレロディニーク・サブライム・ハーモニー1890年頃スイスペイラード「王冠のダイヤモンド」より 序曲オベール

一台ずつの詳しいご説明はおいおいご紹介していきます。
他の博物館ではなかなか聞けないシリンダー・オルゴール三昧。
おすすめです。

博物館コースの詳しいご説明へ   新しいウィンドウで開きます。
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