ガラスドームの中では綱渡り(タイトロープ)のショーを繰り広げるオートマタをYou Tubeにアップしました。
1870年代、フランス、ファリボア工房のオートマタです。
色白で黒髪の東洋の女性が、左右の手に持った旗を振りながら、ロープの上で軽やかにジャンプをします。
舞台の左手にはバンジョーを弾く黒人、右手には胡弓を弾く中国人がショーを盛り上げます。
シャンデリアをあしらった豪華な舞台も見所。
ブラブラの足をきちんとロープの上に降ろすとか、細かく蹴り出すような足の動きとか、細部まで高度な技術で再現される動きにも注目してください。
黒い台にはオルゴールやからくりの機械が組み込まれています。
オルゴールとからくりは異なったゼンマイで駆動し、オルゴールのゼンマイは紐を引いて、からくりのゼンマイはキイで巻き上げます。
オルゴールはなんと4曲入り。
ファリボアのタイトロープは"屋外で大きな木から渡されたロープを渡る男性"とか"オリエント風の舞台で綱渡りするターバンを巻いた男性"とか、様々なヴァージョンが作られたようです。
更にそれらはロンドンのシルバー&フレミング百貨店で小売りされたいたという記述もあります。
見所満載のオートマタ。
開催中の「妙技!オートマタ(からくり人形)展」 新しいウィンドウで開きます。 で公開中です。