9月11日より「妙技!オートマタ(からくり人形)展」が開催されます。
毎年、見所がいっぱいすぎて、何を見て良いのか分らなくなっちゃったというお客様も多いので、今年はオートマタ展に先駆けて、出演予定のオートマタを先に少しご紹介してみようと思います。
第6回は… ティードリンカー
1910年代、フランス、ファリボア工房のオートマタです。
婦人はポットからカップへ紅茶を注ぎます。
あたりを優雅に眺め、カップを口元へ運びお茶を飲み干します。
そして、カップを下げると、なんとカップの中は空っぽに。
カップに入れた水は、カップの底から、左手、胴体、右手へと繋がれたチューブを通って右手のポットへ移行します。
水は何度も巡回しているのです。
パピエマシェの顔は、眉や瞳、唇を動かします。
豊かな表情を持ち、まるで語りかけてくるような婦人。
見所満載のオートマタです。
(衣装はきれいすぎるので、オリジナルではなく、誰かが作り替えたと思われます。)