今週から博物館コースでは、『オルゴールのクリスマス展』を開催しています。(12月16日(木)まで)
クリスマスのオルゴールやオートマタ、当時クリスマス・プレゼントで使われたであろうオルゴール付きのグッズの数々をご紹介しています。
クリスマスツリーが飾られた台は、実はディスク・オルゴールです。
ディスクを回転する力を利用してクリスマスツリーを回転させます。
当時クリスマスツリー・スタンドとして販売されていました。
クリスマスのメロディとともにゆっったりと回るツリーは必見です。
クリスマスツリー・スタンドは、シリンダー・オルゴールでも作られました。
写真のオルゴールにはシリンダーが4つ付いています。
各2曲ずつなので、全部で8曲も楽しめるオルゴールです。
クリスマス曲のシリンダー1本と、それ以外のシリンダー3本です。
クリスマス以外は、ツリーの代わりにお皿や花瓶を載せて、フルーツや花を飾って楽しんでいたようです。
この4つのオルゴール、櫛歯の本数がバラバラなのが面白いところです。52本、53本、54本・・・。
現代のオルゴールのように画一的に作られているのではなく、ひとつずつ手作りだったのでしょう。
構造も面白く、趣もあり、想像力を掻き立てるオルゴールです。
写真の中央をよく見ると、ハチドリの剥製が。
刺繍やパールで飾られたヴァイオリンの形のケースの中に、小さなお庭が作られています。
蓋を開けるとオルゴールが鳴り出します。
サンタと子供たちのオートマタです。
ビスク(陶器)やセルロイド、それぞれの人形のヘッドの素材が異なります。
ご見学の際はひとつひとつの人形にもご注目くださいませ。
クリスマスの曲もたくさん演奏いたします。
また、オルゴールの振動を全身で体感するベンチや、100年前の手廻しオルガンの演奏なども。
博物館コースは、少人数で巡るコースならではの体験型のコースです。
最後にカフェでお茶を飲みながら、90年前に活躍した名ピアニストの演奏を堪能していただけます。
演奏会コースでは『通常の料金で楽しめるクリスマスコンサート』も開催中です。
企画展の詳しいご説明はこちら から。新しいウィンドウで開きます。