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今の季節にぴったりの曲名!
その名も「フロッグ レッグス ラグ(カエルの足のラグ)」です。

作曲はジェームズ・スコットで、スコット・ジョプリン、ジョセフ・ラムと並んで、ラグタイム作曲家の御三家のうちのひとりです。
ラグタイムとは1890年頃から黒人ピアノ奏者たちによって始められ、1910年代まで大流行したアメリカ初のポピュラー音楽で、ジャズの源流とも言われています。
ちょうどディスク・オルゴールが花開いた時期と同じため、意外と思われるかもしれませんが、100年前のオルゴールにもラグタイムが収録されたディスクがいくつかあります。
ラグタイムの名の由来は、メロディーラインとベースラインの拍のずれ、Ragged(不規則な) timeからとか、歌手の服装がRag(ボロボロ)だったからなど、さまざまあるようです。

演奏しているのはアメリカ、レジーナ社のフォールディングトップです。

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レジーナのオルゴールの中では最大直径*1の27インチ、約70cmのディスクを用いて演奏します。
この機種は7オクターブ近い音域を持つベストセラーズ機でした。
ディスクをはずすと上蓋が折りたためて長細い箱になってしまいます。

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鬱陶しい雨の季節、アンティーク・オルゴールで軽快なメロディをお楽しみください。

*1:レジーナ社ではディスクで演奏する自動ピアノなどがあり、もっと大きなディスクを製造していました。

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