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ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルー

早いものでもう2月になってしまいました。
 
ファイル 316-1.gif 演奏会コースの会場 1階 音楽ホール

1月25日のブログでお知らせしたとおり、今日から演奏会コースの曲目が変わりました。

ファイル 316-2.gif スタインウェイ デュオ・アート 1920年代 アメリカ エオリアン社

今月の自動ピアノは、ガーシュウィン自作自演ロールの演奏です。
ガーシュウィンはアメリカ音楽史における巨匠のひとりで、今日の「アメリカ音楽」を作り上げた作曲家として知られています。
演奏する「ラプソディ・イン・ブルー」は、1925年に発表されたこの曲は、ジャズとクラシックを融合させた「シンフォニックジャズ」の作品として世界的に評価されている名曲です。
いろいろなコマーシャルに使われたり、アニメ「のだめカンタービレ」でも演奏されているので、どなたでも一度は聴いたことがあるのではないでしょうか?

自動ピアノで再生する90年前の演奏は、古さなど微塵も感じることない、華やかでワクワクするような演奏です。

ファイル 316-3.gif ジョージ ガーシュウィン(George Gershwin 1898年-1937年)Wikipediaより

ガーシュウィンと自動演奏のピアノには、不思議な縁があるように思えます。
ガーシュウィンの成長と時を同じくするように、自動ピアノの再生能力もどんどん向上し、同時期に頂点を極めます。
ガーシュウィンは1915年頃より自動ピアノの演奏を請け負っていたようです。
無名だった最初の頃は、もちろん他人の曲の演奏をしていました。(この仕事で得た収入は、彼がハイスクールを中退し音楽家を目指したきっかけのひとつといわています。)
1919年「スワニー」のヒットで一躍有名になったガーシュウィンは、自分の曲を録音する栄誉を得るようになり、1925年に「ラプソディ・イン・ブルー」の録音を行います(27歳)。
ちょうどこの頃、自動演奏ピアノも、電気モーターを用いた吸引システムを採用したハイエンドモデルに到達していたのです。

最高の状態で後世に自分の演奏が残せると、ガーシュウィンも録音にはさぞかし頑張ったことでしょう。
単に機械が演奏しているだけなのに、その演奏はガーシュウィンの気迫、情熱が溢れでてくるようで、鳥肌が立ちます。
是非一度、皆様に聴いていただきたい一曲です。

ファイル 316-4.gif

演奏会コースはご予約なしでお楽しみいただけます。午後1時か3時までにお越し下さいませ。
演奏時間 13:00~ 15:00~(所要時間約50分)
演奏会コースのご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

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