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今回はヴェルディのオペラ「イル・トロヴァトーレ」の「鍛冶屋の合唱」です。
「イル・トロヴァトーレ」は1853年にローマで初演されます。「呪い」やら「復讐」やら暗く複雑なストーリーにもかかわらず、初演から大成功だったそうです。15世紀初頭のスペインを舞台に、迫害されたジプシーが、領主への復讐をなしとげる悲劇です。ジプシー女にさらわれた伯爵家の息子はマンリーコという名で、吟遊詩人(トロヴァトーレ)に成長し、兄弟とは知らずにルナ伯爵と女官レオノーラを巡って争い、焚刑に処せられる、というあらすじです。
「鍛冶屋の合唱」の原題はanvil chorus、直訳の「鉄床の合唱」です。鉄床とは鍛冶を行う時に用いる作業台のことですが、オペラの舞台では打ち下ろす金槌のリズムにあわせてジプシーたちが歌います。
今回の演奏しているオルゴールは「ミラ」という機種で、低音用に特別な櫛歯を持った機種です。オルゴールらしいアレンジをお楽しみください。
YouTubeにアップされたオペラの画像と是非聞き比べてみてください。
ヴェルディのオペラは現在でも人気が高く、日本でも良く上演されていますが、当時のディスク・オルゴールでも人気で、多くのディスクが残っています。
8月26日のブログでご紹介していますが、
10月16日土曜日の16時より開催される「秋の特別コンサート」ではヴェルディのオペラの曲を特集いたします。オペラをご存じでない方もきっとお楽しみいただける美しい曲がいっぱいです。
秋のコンサートの詳細へ 新しいウィンドウで開きます。