3月16日のブログでご紹介した、修理中の自動ピアノ「ニケロディオン」。コインを入れると動き出す営業用のピアノです。鉄琴、ドラム、シンバルなど様々な楽器が組み込まれて、とっても賑やかな演奏をします。
もともとニケロディオン(Nickelodeon)とは、1903-1914年頃に活躍した入場料5セントの劇場をいいます。英語のニッケル(5セント硬貨)とギリシャ語のオデオン(劇場)からできた造語のようです。現代の日本で例えるなら、映画館を「1800円映画館」って命名するようなものでしょうか?
ちょうど同時代に、コインを投入すると演奏する自動演奏のピアノやオーケストリオンなどが流行っていたようです。最初はもちろん自動ピアノやオーケストリオンと呼ばれていましたが、5セントで1曲演奏してくれるこれらの自動演奏楽器は、後にニケロディオンという愛称で呼ばれるようになったとのことです。
動画を撮ってみました。にぎやかな演奏をお楽しみください。