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蓄音機がいっぱい

すっかりご無沙汰をしてしまい、申し訳ございませんでした。

1月7日にご紹介した『博物館に入りきらない蓄音機や自動ピアノなど』が博物館に帰ってきました。
帰ってきた蓄音機など綺麗に掃除し、ワックスを掛け、調整し、試聴したり。夢中になっていました。

もともと「入りきらない蓄音機など」だから、もう博物館のなかはいっぱいです。
1階のエントランスに置いてあった『からくりオルガン(コインで演奏が楽しめるもの)』は2階のショップに移動し、エントランスには蓄音機2台とラジオが1台。
その他は5階のカフェに収まりました。

ファイル 315-1.gif 1階 エントランス
 
ファイル 315-2.gif 5階 カフェ

 

 
注目は『マルチフォン』。

ファイル 315-3.gif Multiphone Cylinder Phonograph

これは1905年から1908年にかけて活躍していたジュークボックスです。
コインを入れると演奏する蓄音機は1880年代後半から活躍していましたが、これは曲が選べるタイプで、ジュークボックスの先駆けと言われています。

ファイル 315-4.gif

真ん中の観覧車のような丸い枠に、24本のレコードがセットされています。
レコードと言っても円盤のものではなく、シリンダータイプのレコードです。
レコードにはエジソンのブルー・アンベローラっていう名前がついています。
名前の通り綺麗な青い色をしています。

ファイル 315-5.gif

下から覗いてみると、ブラシが付いていてレコードをお掃除しながら演奏します。

100年前と同様に、コインを入れると一曲聴けるように整備しました。来週から一般公開です。

受付でコインと100円を交換してください。
コイン投入口の下にあるハンドルを回転させ、聴いてみた曲のちょっと手前で曲を示す針をとめ、コインを投入して下さい。
しばらくするとレコード針の位置を元に戻すために機械が動き出します。(これは横から見るとよく見えます。)
針が真ん中あたりにくると、おもむろに観覧車が回り出し、演奏が始まります。

100年前の蓄音機から流れるメロディを100円で楽しめます。

(収録曲は次回ご紹介します。)

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ちゅうさん (01/23 21:45) 編集・削除

先日、行った時にじっくりと見させて頂きました☆
演奏OKですか◇
次回のときに、演奏聴かせていただきます☆

楽しみにしています(^◇^)

拾って下さい! 捨て猫ならぬ、捨て自動ピアノ

博物館に入りきらない蓄音機や自動ピアノなどが20台程あります。
川越(埼玉県)のある場所に預かっていただいているのですが、改装のためもう預かってあげられないとのこと。
来週中には引き上げなければなりません。
色々収納先を検討したのですが、どうしてもこの自動ピアノだけ行く先がありません。

ファイル 312-1.jpg

Hallet&Davis virtuolo player pianoです。
たぶん1915年頃の製作で、象牙の鍵盤です。
自動ピアノは空気漏れがひどく、要修理。
ピアノ自体も修理が必要です。
またずっと倉庫のようなところに置いてあったので、あまり綺麗ではありません。
サイズ W1580×H1395×D730mm

ファイル 312-2.jpg ファイル 312-3.jpg ファイル 312-4.jpg ファイル 312-5.jpg

運送費用をご負担いただける方に差し上げたいと思っています。
取りにいらして下さっても結構ですし、ピアノ運送屋さんをご紹介することもできます。
運送費用は引取先の条件によりますので、幾らとはいえません。
(引き取りは1月14日まで)

捨て猫ならぬ、捨て自動ピアノです。
どなたか拾って下さる方を捜しています。
拾って下さる方は下記までメールをくださいませ。
(メールには是非ご連絡先をご記入下さいませ。)

webmaster@musemuse.jp

トップページのミュージックを更新しました。

トップページの右側にあるメニュー『Music』の曲目を更新しました。

今回はリストのハンガリア狂詩曲 第2番です。

ファイル 311-1.gif リスト

昨年のショパンに続き、2011年はリストの生誕200年の記念の年となります。そこで、この曲を選曲しました。

リストは、ハンガリー生まれで、ドイツ、オーストリアなど欧州各地を舞台に活動した、新ドイツ楽派の作曲家、ピアニストです。
超絶的な技巧を持つ当時最高のピアニストで、「ピアノの魔術師」と呼ばれ、その端正な容姿やファッション、行動で移動中もファンに囲まれるほどの国際的人気スターだったようです。
演奏技術と初見に関しては、どんな曲でも初見で弾きこなしたと言われ、彼の死後100年以上経っている現在においても、いまだに彼を超えるピアニストは現れていないと言われているほどです。

演奏しているのは『サブライム・ハーモニー コンサート・ピッコロ』と長い名前のオルゴールです。
約140年程前にスイスのラングドルフ社でつくられました。
実はこの長ったらしい名前には意味があり、オルゴールの特長を表しています。
このオルゴール、3枚の櫛歯で演奏しますが、2枚はサブライム・ハーモニーの櫛歯、残り1枚はピッコロの櫛歯です。

サブライム・ハーモニーとは同じ音階(スケール)の櫛歯を2つ以上持ち、それぞれの櫛歯の同じ音の歯を弾いて演奏するオルゴールをいいます。
櫛歯の調律をわずかに変えることで、ほんの少しの合成音(うねり、うなり)が生じ、音色を豊かにする効果があります。
一方、ピッコロの櫛歯とは、高音専用の櫛歯で、高調子でメインメロディの伴奏を行います。

演奏の途中から流れてくる高く澄んだ音色は、録音では上手く表現できていないような気がしますが、とても美しく響きます。

ファイル 311-2.gif ラングドルフ サブライム・ハーモニー コンサート・ピッコロ

このオルゴールは次回の企画展「十機十色!シリンダー・オルゴール展」 にも登場する予定です。是非、生演奏を聴きにいたして下さい。企画展は2011年1月6日から開催します。

2010年の営業は終了いたしました。

『特別クリスマスコンサート』は今日で終了いたしました。

多くの方々にご来館いただき、ありがとうございました。
皆様に優しいお声を掛けていただき、スタッフも元気に、楽しいクリスマスの時を過ごすことができました。ありがとうございました。
今年のクリスマスコンサートは・・・。

ファイル 310-1.gif スノーマンがお出迎え

ファイル 310-2.gif 1階音楽ホールでのコンサート

ファイル 310-3.gif 5階カフェでのティータイム

ファイル 310-4.gif ディスクから溢れる光

ファイル 310-5.gif ナイトミュージアム

などなど。親子コンサートではトナカイが解説したり、色々工夫を凝らしてみましたが、ご来館の皆様はお楽しみいただけましたでしょうか?

年内の営業は『特別クリスマスコンサート』で締めくくり、今日で2010年の博物館の営業は終了しました。
2011年は1月6日より開館いたします。

ブログは年末年始のお休み中も更新する予定です。
お時間があるときに、のぞきにいらしてくださいませ。

今日はクリスマス・イブ。
皆様、良いクリスマスをお過ごしください。

東京メトロの無料配布で

東京メトロで無料配布している『Let's Enjoy Tokyo』というフリーペーパーに博物館が紹介されていました。

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『TOKYO TREND RANKING』では、12月のおでかけトレンドランキングを紹介していますが、『12月 どこいく?ランキング』の4位に登場。

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お客様に教えていただき知りました。外せないおでかけ先満載!と紹介されていて、スタッフみんなで喜んでいます。

地下鉄の駅で見かけたら、是非お手にとってご覧になってみてください。

おすすめのイルミスポットや今日の冬至を感じる街巡りなんかも載っています。

富士フイルムの『アンティークオルゴール ミニ演奏会』

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富士フイルムの『アンティークオルゴール ミニ演奏会』に行ってきました。

オルゴール達は、広い会場にもかかわらず、マイク無しでとても大きな音で鳴っていたので一安心。

前日、博物館のコンサートにおいで下さったお客様にお会いできて、感激しました。

とても素敵なコンサートでした。六本木方面へお出掛けの方は是非。

詳しい情報へ(富士フイルムのHPへ) 新しいウィンドウで開きます。

今日から特別クリスマスコンサートが始まりました。

今日から特別クリスマスコンサートが始まりました。

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1階のホールでは約1時間で全27曲、24機種の演奏がお楽しみいただけます。

ディスク・オルゴールでは「聖しこの夜」「牧人ひつじを」などクリスマスの讃美歌をはじめ、「メサイヤ」や「もみの木」などクリスマスキャロルを演奏。

その他、オートマタ(からくり人形)の実演や、自動ピアノ、自動オルガンなどの自動楽器演奏装置の演奏。

光の演出を交えながら、スタッフがご案内いたします。

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後半は5階カフェにて、ディスク・オルゴールの演奏をバックグランド・ミュージックにティータイムがお楽しみいただけます。また大型のオートマタの実演や自動楽器の演奏体験など盛りだくさんのコンサートです。

通常のコンサートの他に、お子様(4才以上)も参加できる「親子コンサート」やランチやディナーが楽しめるオプションもご用意しています。

当日でもお申し込みいただける回もございますので、詳しくはHPをご覧下さい。

演奏するのは100年程前に作られたオルゴールたち。100年前の人々がどんな風に同じ音色を聴きながらクリスマスを楽しんでいたのか想像しながら、オルゴールを聴くのもまた、楽しいものです。

特別クリスマスコンサートの詳細はこちらから  新しいウィンドウで開きます。

東京ミッドタウンでオルゴール演奏会

明日から、12月25日土曜日まで、東京ミッドタウンの富士フイルム スクエア1Fで『アンティークオルゴール ミニ演奏会』が開催されます。

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博物館から2台のアンティーク・オルゴールと1台のストリート・オルガンが出張し、演奏します。
入場は無料。
演奏は各日11:00〜/13:30〜/15:00〜/17:00〜/18:00〜(各回約15分)

ファイル 305-2.gif 写真は昨年の『アンティークオルゴール ミニ演奏会』

会場は今年新設された、写真やカメラの歴史が楽しめる写真歴史博物館で、こちらも必見。

ファイル 305-3.jpg 富士フイルム写真歴史博物館

六本木、赤坂近隣にお出掛けの際は是非、是非、お立ち寄り下さいませ。

アンティーク・オルゴール ミニ演奏会
2010年12月17日(金)~12月25日(土)

詳しい情報へ(富士フイルムのHPへ) 新しいウィンドウで開きます。

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ちゅうさん (12/19 01:42) 編集・削除

18日のクリスマスコンサートの前に、き聴きに行ってきました。
途中からでしたが、違った雰囲気で楽しめました☆

年内の通常コースは残り一週間を切りました。

博物館では17日(金曜日)より特別クリスマスコンサート(予約制)のプログラムとなるため、通常の博物館コースと演奏会コースは16日(木曜日)で終了となります。

博物館コースでは「オルゴールのクリスマス展」を開催中。クリスマスのオルゴールやオートマタ、当時クリスマス・プレゼントで使われたであろうミュージカル・ノベルティの数々を実演しています。もちろん、クリスマスの曲もたくさん演奏いたします。

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演奏会コースでは「通常の料金で楽しめるクリスマス・コンサート」を開催中です。椅子に座ってゆったりと過ごす約50分間の演奏会です。100年もの昔に、華やかに活躍したディスク・オルゴールを中心に、クリスマスの曲をお楽しみいただいています。

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残り一週間を切りました。
100年前の音色に包まれるクリスマスのひとときは、特別の時間が流れて行くようで、おすすめの季節です。

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ちゅうさん (12/11 23:38) 編集・削除

演奏会コース&博物館コース、そして、館長及び娘さんをはじめ皆様には大変お世話になりました。1年間本当に有難うございました☆
お陰さまで、オルゴール博物館に行くのが楽しみで、ほぼ毎月護国寺参り(お寺でなく、オルゴール博物館です)させて頂きました(v_v)

オルゴールで始まった2010年、23日のクリスマスコンサートで終わります(^◇^)

また、来年も「スタンプラリー」頑張ります☆

富士山

今日の東京は快晴。
博物館から、富士山が見えます。

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今日のように富士山が綺麗に見える日には、博物館コースで6階のベランダから、富士山見学も。

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