この秋、学習院生涯学習教室にて館長の講座が開催されます。
題は『アンティークオルゴールの魅力 - 時代を代表する機種の演奏を楽しみながら技術の発展を検証』です。
全3回のコースで、1回目は学習院大学で、2回目、3回目は博物館でのご紹介です。
1回目 9/18(火)/2回目 10/16(火)/3回目 11/20(火)
いずれも時間は15:00~16:30 受講料9000円
入会金などがかかるかどうかは分りませんが、詳しくは学習院の生涯学習教室のホームページをご覧下さい。
ホームページでは語り尽くせない情報をお届けします。
この秋、学習院生涯学習教室にて館長の講座が開催されます。
題は『アンティークオルゴールの魅力 - 時代を代表する機種の演奏を楽しみながら技術の発展を検証』です。
全3回のコースで、1回目は学習院大学で、2回目、3回目は博物館でのご紹介です。
1回目 9/18(火)/2回目 10/16(火)/3回目 11/20(火)
いずれも時間は15:00~16:30 受講料9000円
入会金などがかかるかどうかは分りませんが、詳しくは学習院の生涯学習教室のホームページをご覧下さい。
2012年7月のチャリティ販売についてご報告いたします。
チャリティ商品の販売の売上は8,400円。
またブタの貯金箱募金に寄付していただいた金額は1,595円でした。
本日、計9,995円を東日本大震災義援金として日本赤十字社宛てに振込みました。
2011年5月からの総計は395、255円になりました。
皆様のご協力、心より感謝しております。
ありがとうございました。
明日からロンドン五輪が開催されます。
現地時間の27日の午前8時12分(日本時間の4時12分)から3分間、イギリスでは国中の鐘を一斉に鳴らしてお祝いしたそうです。
中でも話題になったのは英国会議事堂時計塔の大時計「ビッグベン」。
鐘を40回以上鳴らしたとのこと。
時間を知らせる以外にビッグベンを鳴らしたのはおよそ60年ぶりのことで、集まった人たちはハンドベルや自転車のベルを鳴らして一緒にお祝いしたのだそうです。
時計塔の鐘(カリヨン)はオルゴールの起源といわれているもの。
オルゴールの博物館としてはやはり、カリヨンのニュースを皆様にご紹介しなくては!
(映像を見るとひとつの鐘しか鳴ってないようですが、通常は4つの鐘がウェストミンスターチャイムという曲を正時に奏でます。
実はこの曲、皆様にも馴染みの曲です。)
ビッグベンについて、とっても詳しく書いたサイトをご紹介します。
『ビッグベン今昔物語』 新しいウィンドウで開きます。
ホームページのトップページの右側にあるメニュー『Music』の曲目も更新しました。
英国国歌とされる「ゴッド セーブ ザ クイーン」を約100年前のドイツ ポリフォン社のオルゴールでお届けしています。
4年に一度の祭典ですもの、夜更かし、寝不足にも負けず、オリンピックを楽しみましょう!
演奏曲目
機種名 | 曲目 | 作曲者名 | 演奏者名 |
---|---|---|---|
スタインウェイ・デュオ・アート | 12の練習曲 Op.10 12番 ハ短調 「革命」 | ショパン | バウアー,ハロルド |
機種名 | 曲目 | 作曲者名 |
---|---|---|
ステラ・オーケストラルグランド | 「カルメン」より 闘牛士の歌 | ビゼー |
レジーナ フォン | 椰子の実 | 大中 寅二 |
シンフォニオン・エロイカ | 「コルヌヴィルの鐘」より ワルツ | プランケット |
ロッホマン | つむじ曲がり | 不詳 |
アメリカ・シンフォニオン | カイロの道 | ソーントン |
ステラ・テーブルタイプ | セレナーデ | シューベルト |
ミラ・エンプレス | 緑が野に | アイルランド古謡 |
ポリフォン Style105 | ラルゴ (「セルセ」より なつかしい木陰よ) | ヘンデル |
レジーナ オートチェンジャー | (随時) |
8月の演奏会は老若男女!みんなで楽しめる曲を選びました。
「ヘンデルのラルゴ」として有名なこの曲は、1738年4月に初演されたオペラ「セルセ(Serse)」の第1幕の冒頭で歌われるアリア「オンブラ・マイ・フ(なつかしい木陰よ)」です。
プラタナスの木陰で休むペルシャ王セルセ(クセルクセス1世)によって歌われます。
題名には関係ないのに何故ラルゴと呼ばれるのでしょうか?
曲の速度記号『ラルゴ(Largo)(幅広くゆるやか)』からそう呼ばれるようになったそうです。
ゆったりと流れるラルゴはおすすめです。
話によると「カイロの道」は1893年に開催された万博にむけて書かれ、リトルエジプトと呼ばれる蛇遣いと、ラクダ乗り、スキャンダラスなダンサーが登場するお話だそうです。
1895年以降に人気がでたとのこと。
印象的な曲調のすてきな曲です。
今回のブログを書くにあたり、曲について調べていて一番驚いたこと。
ミラで演奏する「緑が野に」です。
「アイルランド組曲」の「緑が野に」という曲なのですが、
この曲はL.アンダーソンによって1947年に作曲されています。
それでは当時のオルゴールに収録されているわけがない。
そう思って調べると「アイルランド組曲」はアメリカの作曲家がボストンのアイルランド協会の依頼で編曲した作品。
アイルランドの古い曲を題材に作曲されています。
第4曲の「緑が野に」は「Wearing of the Green」という曲が原曲。
原曲のタイトルは「緑の服の着用」。
その曲はなんと、反英闘争により1798年に起きたアイルランドの反乱や革命のために奮起した人々へ捧げる歌だったのです。
その歌は「反乱のシンボルとなる緑の洋服の着用を禁止する法律ができた。」とか「アイルランドのシンボルといわれるシロツメクサを育てちゃいけない法律ができた。」とか「今までで最も苦痛に満ちた国だ。」などという歌詞でした。
それなのに悲壮感がなくて、なんだか楽しそうな音楽にさえ聞こえます。
興味深い一曲です。
演奏会コースはご予約なしでお聴きいただけます。
13時か15時に間に合うようにご来館ください。
演奏時間 13:00~/15:00~(所要時間約50分)
演奏会コースのご紹介へ 新しいウィンドウで開きます。
「ステキ+Life」はLifeスタイル提案番組。
J:COMチャンネル (関東エリア全域:地上デジタル11ch)
毎週 月曜~金曜 昼12:30~13:30(祝祭日を除く)
ファッション、グルメ、ビューティー、ウェルネス、インテリアなど、気になるキーワードの、「ちょっと嬉しい」「ちょっと素敵」な情報をご案内して、ライフスタイルに彩りを「plus」する番組です。
「すてき」と平仮名で書いたマイクを持ち、キラキラの衣装をつけたお兄さんが7月3日に取材にいらっしゃいました。
すてきな場所にくると「すてきポイント」とポーズをしながら、紹介してくれます。
本日12:30からの番組で放映されます。
J:COMチャンネルに契約されている方は是非ご覧下さいませ。
(ご紹介が遅くなってすみません。)
1835年頃、スイス製のミュージカル・スナッフ・ボックスです。
スナッフ・ボックスとは微粉末状にしたたばこを直接鼻から吸う「嗅ぎたばこ(スナッフ)」を入れる箱のこと。
メーカーは不詳。
5本組の櫛歯が13枚と何故か6本組の櫛歯が1枚が音程順にならびネジで止められています。
まだ一枚の板から何本もの歯を削り出す技術が難しかった時代には幾枚もの小さな櫛歯を用いていました。
このような櫛歯はセクショナル・コム(組み合わせ櫛歯)と呼ばれています。
箱の全面にマザーパールの2つの操作ボタンがあり、左がスタート・ボタン、右が曲目変換ボタンになっています。
右のボタンを左右に動かすことで、2曲入りのオルゴールの演奏したい曲を選べます。
さて、このオルゴールのケースは水牛の角を加工した素材で作られています。
これはプレスドホーン(Pressed Horn)と呼ばれていて、動物の角の柔らかい層を熱で柔らかくし、型に入れて成形した素材。
17世紀ぐらいからあり、スナッフボックスとしては1700年頃には作られていたという記録があるようです。
(その頃のスナッフボックスにはオルゴールはついていませんが・・・)
漆黒のケースの上蓋には風景と[Porte Ficinese a Milan]の文字が彫刻されています。
YouTubeに動画をアップする際に録画をしていて、今更ですがこの絵のことがとても気になりました。
[Porte Ficinese a Milan]とはミラノのティチネーゼ門のこと。
オルゴールにはFicineseとありますが、現在はTicineseと表記するようです。
1901年に撮影されたティチネーゼ門。
当たり前かもしれませんが、なんと同じ絵で嬉しくなってしまいました。
更にGoogle Earthで調べてみると、現在のティチネーゼ門です。
オルゴールが作られて約180年。
現在も街のなかに当時描かれていたものが普通にあるのがヨーロッパの凄いところですね。
いつかイタリア、ミラノを訪れる機会があったら、絶対に見に行こうと心に決めた今日この頃です。
このオルゴールは現在「暮らしのなかのオルゴール展」で実演中です。
大塩平八郎の乱が1837年、そんな時代に作られたオルゴールの実際の音色が楽しめます。
是非ぜひ聞きにいらしてくださいませ。
YouTubeではこちら。
本日の朝日新聞夕刊の「美博なう」というコーナーで自由研究の「工作キット」が紹介されました。
今日は夕方から注文の電話が鳴り響きました。
100個しか在庫がないので、お一人様3個までとさせていただいています。
オンラインショップでも販売もしています。
オンラインショップの工作キットのページへ 新しいウィンドウで開きます。
7月17日から、演奏会コースの自動ピアノの曲目とオートマタを、夏休みにともない変更しています。
機種名 | 曲目 | 作曲者名 | 演奏者名 |
---|---|---|---|
スタインウェイ・デュオ・アート | 12の練習曲 Op.10 12番 ハ短調 「革命」 | ショパン | バウアー,ハロルド |
この練習曲(エチュード)は1831年に、ショパンの祖国ポーランドのワルシャワがロシア軍に占領されたときき、悲憤を込めてこのを作曲したといわれています。
その革命が失敗に終わった際には、ショパンは「これは私に多くの痛みを残した。それを分かっていたのかもしれない」と涙したとのこと。
この「12の練習曲の12番」の曲は友人のリストに献呈され、リストが「革命」と命名したようです。
演奏しているのはハロルド バウアー。
ヴァイオリンから転向したピアニストで、ペダリングの最高の名手という人も。
地味な演奏で玄人好みなどとも言われますが、この「革命」は迫力ある演奏で、演奏に引き込まれていく感じです。
ハロルド・バウアー(1873~1951)(Wikipediaより)
7月中のディスク曲はかわらず、以下の通りです。
機種名 | 曲目 | 作曲者名 |
---|---|---|
アメリカ・シンフォニオン | 水夫のホーンパイプ | アメリカ民謡 |
シンフォニオン・エロイカ | 27のコラール編集曲 12主なる神 我ら汝を讃えん BWV725 | J.S.バッハ |
レジーナフォン | 浜辺の歌 | 成田為三 |
ポリフォン Style104 | リンガー・ロンガー・ルー | ジョーンズ, シドニー |
カリオペ No62 | 波濤を越えて | ローサス |
ステラ・テーブルタイプ | トロイメライ | シューマン |
ミラ・エンプレス | スコウマン | 不明 |
ポリフォン Style105 | 「ゼッキンゲンのラッパ吹き」より ごきげんよう、さようなら | ネスラー |
ポリフォン・ オートチェンジャー | (随時) |
演奏会コースはご予約なしでお聴きいただけます。お時間に合わせてお越しください。
演奏時間 13:00~/15:00~(所要時間約50分)
演奏会コースのご紹介へ 新しいウィンドウで開きます。
今日から『暮らしのなかのオルゴール展』(~9月8日(土))が始まりました。
聴くものを唸らせる素晴らしい演奏のオルゴールから、家庭で親しまれた小物まで、100年程前に愛用された様々なオルゴールをスタッフがご紹介します。
街では、コインを入れると演奏するオルゴール。
パブやホテルのロビーなどで多くの人に演奏を披露していました。
中には幕があがり人形達が踊りだすオルゴールも登場し、駅の待合室や パーラーなどに置かれていました。
からくり人形は商品のPRのためにお店のショーケースにおかれることも。
香水をかぐ少女はどんなお店のショーケースで活躍していたのでしょうか?
家庭では オルゴールがアルバムや裁縫箱などに組み込まれ、生活に潤いを与えていました。
座るとオルゴールが鳴りだす椅子は、多くの人を驚かせたことでしょう。
100年前、暮らしのなかでどのようにオルゴール達が活躍していたか?
実際の演奏とともにお楽しみください。
皆様のご来館をお待ちしております。
博物館コースの詳しいご説明へ 新しいウィンドウで開きます。
博物館コースのご予約へ 新しいウィンドウで開きます。
夏休み、自由研究のテーマに頭を悩ませた記憶はございませんか?
来週から9月1日まで自由研究のお手伝いをさせていただきます。
たまに「算数のドリルとかも見てもらえるのですか?」など信じられないお問い合わせがありますが、算数のドリルとかは見てあげません。
お手伝いは2つ。
ひとつは「自由研究セット」の販売です。
セットには子ども用のメモ用用紙と提出用用紙、保護者用解説書の3種類の用紙が入っています。
メモ用用紙には、ご案内にあわせたポイント別の質問と回答欄、感想記入欄などがあります。
見学しながら聞いたことや感じたことをメモしてください。
そして館内の撮影スポットに来たら、写真を撮ります。
帰宅後、提出用用紙に清書をして、写真欄に写真を貼り付ければ夏休みの自由研究が完成です。
メモを忘れた場合や提出用用紙の書き方が分からない場合に備えて、保護者の方へ詳しいご解説用紙もご用意しています。
できあがりのイメージはこんな感じ。
演奏会コース及び博物館コースで参加の方のみ、各315円(税込)で販売しています。
(演奏会コース・博物館コースとも メモ用用紙6ページ、提出用用紙6ページ 保護者用解説6ページ)
さらに、上手く写真が撮れない方やカメラをお忘れの方には貼り付け用の写真も販売しています。
演奏会コース及び博物館コースともに10枚で各315円(税込)。
販売はご見学の方限定とさせていただきます。
もちろん、自由研究セットを購入せずに自力で頑張る!も大歓迎です。
お手伝いふたつめは、先日からご紹介している工作キットです。
今晩からとうとうオンラインショップで先行販売します。
オンラインショップの工作キットのページこちら
(発送は17日火曜日からとなります。)
ネットでみられる「写真でご紹介するキットの作り方」もアップしました。
「写真でご紹介するキットの作り方」はこちら
お子様に適しているかどうかは「写真でご紹介するキットの作り方」をご覧いただきご検討くださいませ。
来年の5月15日に閉館予定ですので、今年が最後のお手伝いとなります。
最後の夏、オルゴールのこといっぱい勉強して下さい。