2013年3月のチャリティ販売についてご報告いたします。
チャリティ商品の販売の売上は17,800円。
またブタの貯金箱募金に寄付していただいた金額は1,000円でした。
本日、計18,800円を東日本大震災義援金として日本赤十字社宛てに振込みました。
2011年5月からの総計は524,606円になりました。
皆様のご協力、心より感謝しております。
ありがとうございました。
ホームページでは語り尽くせない情報をお届けします。
2013年3月のチャリティ販売についてご報告いたします。
チャリティ商品の販売の売上は17,800円。
またブタの貯金箱募金に寄付していただいた金額は1,000円でした。
本日、計18,800円を東日本大震災義援金として日本赤十字社宛てに振込みました。
2011年5月からの総計は524,606円になりました。
皆様のご協力、心より感謝しております。
ありがとうございました。
今日から5月15日まで、「オルゴールの小さな博物館のオルゴールたち展」を開催します。
最後の企画展は館長コースでしか入場できなかった特別展示室もコースに含め、4つの部屋を巡ります。
企画展示室では30年前の開館当初から活躍しているオルゴールや自慢のシリンダー・オルゴール、人気のからくり人形、珍しいチター自動演奏装置など。
特別展示室では博物館で一番古い展示品やコレクター垂涎の珍しいオルゴールなど。
常設展示室では最後に聴いていただきたいスタッフお勧めの曲を演奏します。
最後はカフェにて、自動演奏ピアノを聴きながらティータイムです。
スタインウェイ・デュオアートで、ウラディミール・ホロヴィッツの演奏をお楽しみ下さい。
演奏する機種と曲目をご紹介します。
機種名 | 製作年 | 製作国 | メーカー | 曲目 | 作曲者名 |
---|---|---|---|---|---|
カリオペ No.60G | 1905年頃 | ドイツ | カリオペ | ウィーン気質 | シュトラウス2世 |
ベル・ドラム付 | 1880年代 | スイス | ペイラード | スコットランドの釣鐘草 | スコットランド民謡 |
ボワ・セレステ オーケストラル ボックス | 1880年代 | スイス | ペイラード | バラのワルツ | メトラ |
香水をかぐ少女 | 1900年頃 | フランス | メーカー不詳 | ||
篭に入れた犬を持つ少女 | 1900年頃 | フランス | ランベール | ||
スイス シャレー | 1880年頃 | スイス | ブレモンド | ラデツキー行進曲 | シュトラウス1世 |
コードフォン | 1900年頃 | ドイツ | コードフォン・ミュージック・ワーク | おもちゃの兵隊の行進 | イェッセル |
手品師 | 1900年頃 | フランス | ランベール | ||
ティードリンカー | 1910年頃 | フランス | ファリボア | ||
エクスプレッシヴ ピアノ・フォルテ | 1840年頃 | スイス | ルクルト&グランジェ | 「サッフォー」より アリア&フィナーレ | パチーニ |
オーヴァチュア・ボックス | 1890年頃 | スイス | ニコール・フレール | 「ウィリアム・テル」より 序曲 | マイアベーア |
グラスベル カリヨン クロック | 1770年頃 | ドイツ | メーカー不詳 | ||
シリオン | 1895年頃 | ドイツ | シリオン メカニカル ミュージックワーク | 「ウィンザーの陽気な女房たち」より 序曲 | ニコライ |
プラクシノ・スコープ | 1870年代 | スイス | B.H.アブラハムズ | ||
キャピタル・カフボックス Style C | 1895年頃 | アメリカ | オットー・アンド・サンズ | 力の主を | ゲサングブッフ |
歩く乙女 | 1970年代 | スイス | メーカー不詳 | ||
体感ベンチ(ポリフォン105) | 1890年代 | ドイツ | ポリフォン | 「ファウスト」より デュエット | グノー |
デュオ・アート | 1920年頃 | アメリカ | エオリアン | 13の前奏曲 作品32 第10番 & 第8番 | ラフマニノフ |
閉館まで5月2日~4日の抽選を除いて、博物館コースが全て定員となり、ご予約が取れない状態となってしまいました。
お楽しみにして下さっていた方、申し訳ございません。
演奏会コースでもオルゴールの演奏をお楽しみいただけますので、是非、ご参加くださいませ。
博物館コースの詳しいご説明へ 新しいウィンドウで開きます。
演奏時間 13:00~/15:00~(所要時間約50分)
演奏会コースのご紹介へ 新しいウィンドウで開きます。
4月の演奏会コースの曲目をご紹介いたします。
演奏曲目
機種名 | 曲目 | 作曲者名 | 演奏者名 |
---|---|---|---|
スタインウェイ・デュオ・アート | ラプソディ・イン・ブルー パート2 | ガーシュウィン | ガーシュウィン |
機種名 | 曲目 | 作曲者名 |
---|---|---|
アメリカ・シンフォニオン No.192W | 「小鳥売り」より ぼくのおじいさんが20歳の時 | ツェラー |
レジーナ フォン | スミレのたより | ラダース |
シンフォニオン・エロイカ | 窓辺にて(ハバリア地方の歌) | ドイツ民謡 |
ポリフォン Style104 | ジョスランの子守唄 | ゴダール |
ミラ No.167 | 「リゴレット」より 愛する美しいおとめよ 四重唱 | ヴェルディ |
ステラ・テーブルタイプ | 「ボッカッチョ」より セレナーデ | スッペ |
ミラ No.197 | セレナーデ | シューベルト |
ポリフォン Style105 | アヴェ・マリア | グノー |
ポリフォン オートチェンジャー | (随時) |
アンティークのオルゴールはメーカーや機種によって、各々音色に特徴があります。
柔らかな音色、透き通るような音色、濃厚な音色、凛とした音色。
また、同じ曲でもメーカーによってアレンジも異なります。
閉館まであと僅か。
4月は、いっぱいオルゴールを聴いてきたスタッフ達がお勧めする「この機種ならば、是非聴いてこの欲しい曲」を選びました。
アメリカ・シンフォニオン No.192Wは25インチ(63.5cm)と大きなディスクで演奏します。
迫力ある大きな音で奏でるのは|「小鳥売り」より ぼくのおじいさんが20歳の時。
印象的な出だしに惹きつけられます。
レジーナ フォンはオルゴールと蓄音機の兼用機。
レジーナでは博物館のCDのタイトルになっている「スミレのたより」を。
アレンジの異なる3枚のディスクを同時に演奏するシンフォニオン・エロイカでは「窓辺にて」。
素朴に奏でられるメロディに、だんだん音が重ねられていく、エロイカならではのアレンジをお楽しみいただけます。
その他、ミラのシューベルトのセレナーデ、ポリフォンのアヴェ・マリアなど。
各機種の音色が印象に残る、お勧めの曲ばかりです。
また、リプロデューシング・ピアノではジョージ・ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルー パート2を演奏。
ジョージ ガーシュウィン George Gershwin (1898.9.26-1937.7.11)
ガーシュウィン自演自演のロールです。
ガーシュウィンはロシア移民の子で、アメリカの作曲家。
アーヴィング バーリンやジェローム カーンに憧れてポピュラーソングの作曲家として出発し、その後ロマン派の手法を学び、独自の音楽スタイルを確立、アメリカに根ざした作品を発表しました。
当時、デュオ・アートの製作元であるエオリアン社が新しいロールや音楽家を紹介するために出版していたピアノ ミュージックという本があります。
ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーの記事を見つけました。
ラプソディ・イン・ブルー
ジョージ ガーシュウィンの”ラプソディ・イン・ブルー”は、これまでのジャズ表現形式を取り入れた曲の中で最も堂々とし、そしてまた最も重要な作品であるといっても過言ではない。狂詩的(ラプソディ)でありながら不調和を際立たせる、ジャズアーティストが「ブルーノート」と呼ぶ手法をふんだんに取り入れたこの曲は、正に“ラプソディ・イン・ブルー”だ。これはかつて書かれたことのない「ピアノとジャズ・オーケストラのためのファンタジアコンツェルト」である。1924年2月12日、ニューヨークのエオリアンホールで、ポール ホワイトマンの依頼により、ガーシュウィン自らがピアノ演奏を務めて初演された。アメリカ音楽に全く興味を持たない人々も、きっとこのラプソディを聴きたくなるに違いない。あらゆる見解から、これは注目に値する作品だ。この曲には躍動的な生命力と全ての人を魅了する魅力に溢れている。新奇で個性的で美しいメロディ、新しいハーモニーを作り出すアメリカジャズバンドの驚くべき技術、特筆すべきは素晴らしいリズムの工夫と操作、そして巧妙なるアレンジ、その全てを持ち合わせているのである。
夢想的ともいえるこの繊細さをジャズ音楽にもたらすことができたのはガーシュウィンだけだと言われている。この彼の才能の一面をデュオ・アートとの合同で録音されたガーシュウィンによる輝くような見事なピアノ演奏:”ラプソディ・イン・ブルー パート2“の出だし部分、印象的で美しいアンダンティーノのテーマの中に見ることができる。この表情に富んだ美しいテーマに彼の旋律を支配する才能が表れているように、フィナーレには力強くスリリングなクライマックスを積み上げている見事な手腕が表れている。
(訳:ビルドソラ 祥子)
その他、シリンダー・オルゴールやストリート・オルガンの演奏、オートマタの実演もあります。
演奏会コースはご予約なしでお聴きいただけます。
13時か15時に間に合うようにご来館ください。
(土曜日は大変混雑していて、立ち見になる可能性があります。)
演奏時間 13:00~/15:00~(所要時間約50分)
演奏会コースのご紹介へ 新しいウィンドウで開きます。
明後日の3月23日の土曜日 あさ9:30から放送の日テレ「ぶらり途中下車の旅」に博物館が出演します。
現在、企画展で展示中のエクスプレッシヴ・シリンダーが登場する予定です。
このオルゴールは、強弱をつけて演奏するオルゴールです。
なんと、シリンダーに植えたピンの角度を1本ずつ変えることで、櫛歯をはじく強さを変え、強弱をつけて演奏します。
とても細かいので、演奏中に肉眼で確認することが難しいのですが、今回はアップで撮れるレンズを用いて撮影されていたので、きっと良く分るはず。
一度ご覧になった方も、これからご覧になる方も、必見です。
(放送されると良いのですが。)
2013年2月のチャリティ販売についてご報告いたします。
チャリティ商品の販売の売上は19,300円。
またブタの貯金箱募金に寄付していただいた金額は1,820円でした。
本日、計21,120円を東日本大震災義援金として日本赤十字社宛てに振込みました。
2011年5月からの総計は505,806円になりました。
皆様のご協力、心より感謝しております。
ありがとうございました。
土曜日や祭日のご予約が殺到しています。
団体で仮押さえをしてしまう方や、取り敢えず予約する方、いくつか予約して都合が悪くなったらキャンセルする方等がいらして、予定がはっきりしてからと思っている方にご迷惑をおかけしているようです。
今まであまり混んだことがないので、このような事態にどのように対処したら良いのか試行錯誤です。ごめんなさい。
(キャンセル料をご請求すれば良いのでしょうが、病気などでいらっしゃれなくなる方との区別がつきませんので…。)
そこで、ゴールデンウィークの5月2日、3日、4日の博物館コースは先着順ではなく、抽選でご予約をお受けしたいと思います。
4月4日までにご応募いただき、4月5日に抽選を行い、当選した方のみにご連絡をすることとさせていただきます。
更にこの3日間は演奏会コースも混雑が予想されますので、演奏会コースと博物館コースのセット割引は中止させていただきたく存じます。
本当にご迷惑をお掛け致しますが、ご了承いだきますよう、よろしくお願い申し上げます。
昨日、ホールで活躍していたステラのゼンマイがガーッという音をたて壊れてしまいました。
ゼンマイを巻きとる中心の軸から、バネが外れてしまったようです。
演奏曲目
機種名 | 曲目 | 作曲者名 | 演奏者名 |
---|---|---|---|
スタインウェイ・デュオ・アート | 歌曲集「リーダークライス」作品39 第12曲 春の夜 | シューマン | シューラ・チェルカスキー |
機種名 | 曲目 | 作曲者名 |
---|---|---|
ステラ・オーケストラルグランド | 「ユグノー教徒」より ラタプラン | マイアベーア |
レジーナ フォン | 別れの曲 | ショパン |
ミラ No.167(12inch) | 「ウィリアム・テル」より 祈り | ロッシーニ |
シンフォニオン・エロイカ | 「プレチオーザ」より 合唱とバレエ | ウェーバー |
ロッホマン | 双頭の鷲の旗の下に | フランツ ワーグナー |
アメリカ・シンフォニオン | 美しく青きドナウに | シュトラウス2世 |
ステラ・テーブルタイプ | ハンガリー狂詩曲 第2番 | リスト |
ミラ No.197(18 1/2 inch) | 春の歌 | メンデルスゾーン |
ポリフォン Style105 | 『カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲 | マスカーニ |
レジーナ オートチェンジャー | (随時) |
ステラで演奏予定だった「春の歌」をミラで。
壊れたステラに代わりクリテリオンで、ハンガリー狂詩曲を演奏します。
クリテリオンはアメリカで製造され、1896年11月に市場にでました。
しかし、特許を侵害しているとレジーナ社に訴えられ1898年にはクリテリオンからオリンピアというブランドに名を置き換えることとなりました。
そんな訳で、クリテリオンというブランドのオルゴールは僅か2年程市場に出ていたオルゴールです。
クリテリオンは8-3/4インチ、10-1/2インチ、11-5/8インチ、14インチ、15-1/2インチと20-1/2インチと6種類の大きさのディスクが製造され、最小サイズ以外のディスクは亜鉛で作られました。
ホールの後ろに演奏曲のプログラムを展示しています。
その他、シリンダー・オルゴールやストリート・オルガンの演奏、オートマタの実演もございます。
演奏会コースはご予約なしでお聴きいただけます。
13時か15時に間に合うようにご来館ください。
演奏時間 13:00~/15:00~(所要時間約50分)
演奏会コースのご紹介へ 新しいウィンドウで開きます。
3月の演奏会コースの曲目をご紹介いたします。
演奏曲目
機種名 | 曲目 | 作曲者名 | 演奏者名 |
---|---|---|---|
スタインウェイ・デュオ・アート | 歌曲集「リーダークライス」作品39 第12曲 春の夜 | シューマン | シューラ・チェルカスキー |
機種名 | 曲目 | 作曲者名 |
---|---|---|
ステラ・オーケストラルグランド | 「ユグノー教徒」より ラタプラン | マイアベーア |
レジーナ フォン | 別れの曲 | ショパン |
ミラ No.167(12inch) | 「ウィリアム・テル」より 祈り | ロッシーニ |
シンフォニオン・エロイカ | 「プレチオーザ」より 合唱とバレエ | ウェーバー |
ロッホマン | 双頭の鷲の旗の下に | フランツ ワーグナー |
アメリカ・シンフォニオン | 美しく青きドナウに | シュトラウス2世 |
ステラ・テーブルタイプ | 春の歌 | メンデルスゾーン |
ミラ No.197(18 1/2 inch) | 蛍の光 | スコットランド民謡 |
ポリフォン Style105 | 『カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲 | マスカーニ |
レジーナ オートチェンジャー | (随時) |
「春」「卒業」「別れ」をイメージした曲や、ワルツ、マーチ、オペラなど、3月もバリエーションに富んだプログラムでお楽しみください。
ピアノで演奏する『春の夜』は「リーダークライス作品39」の最後の曲にあたる第12曲めの歌曲です。
リーダークライス(Liederkreis)は連作歌曲と訳されますが、シューマンの作品の場合はそのまま「リーダークライス」と呼ばれます。
作品39は詩人ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフの、自然のなかで愛や苦悩、憧憬や心の静寂を描いた詩に曲をつけたものです。
作曲は1840年、それまでピアノ曲ばかりを作曲してきたシューマンが、愛するクララとの結婚をきっかけに、歌曲の作曲に熱中した年です。
約1年で、「ミルテの花」「詩人の恋」「リーダークライス作品24&39」「女の愛と生涯」などを続々と作曲したので、1840年は「歌の年」と呼ばれています。
最後の『春の夜』は森の鳥たちが「あの人はあなたのもの」と恋の成就をささやき予言するという歌詞です。
このロマンチックで穏やかな『春の夜』に「ピアノの魔術師」とよばれたリストが編曲したのが今回の演奏曲です。
リストが編曲するピアノ曲は、独自の展開や豪華な装飾を加えたりして、素朴な曲が華麗なピアノ曲へと変化する場合があります。
『春の夜』も1分半ほどの原曲を倍以上の長さに拡大してドラマティックな世界を創り上げています。
この曲を若き日のシューラ チェルカスキーが演奏します。
20世紀最後のヴィルトゥオーゾ*1のひとりで「音の魔術師」と呼ばれたシューラ・ チェルカスキーどのように弾きこなすのか、お楽しみに。
2月にはピアノで演奏したメンデルスゾーンの「無言歌集」の曲。3月はこの『無言歌集』の中でも最も有名な曲、第5集の6曲目にあたる「春の歌」をオルゴールでお楽しみ下さい。
この歌のタイトルはメンデルスゾーン自身がつけたのではなく、楽譜の冒頭に「春の歌のように」という発想標語があるためにつけられたのだそうです。
余談ですがこの『発想標語』とは、どんなふうに演奏して欲しいかイメージを伝える標語です。
カンタービレも「歌うように」という意味の『発想標語』で、「「のだめカンタービレ」で有名になりました。
「春の歌のように」みたいに、ちょっと不思議な『発想標語』を捜してみました。
アジタート(せきこんで)、(コン・ウモーレ)滑稽さをもって、(デリランテ) 錯乱して、(ドローエント) 脅すような、(アンポルテ) 我を忘れて、(エロイカ)英雄のような、 (ラクリモーソ) 涙ながらに、(シュマイヘルント) 猫なで声で、(ウンゲドゥルディヒ) いらいらして、(ヴェローチェ) 迅速に
オペラ「ユグノー教徒」のラタプラン。
実はドニゼッティの「連隊の娘」や、ヴェルディの「運命の力」にも「ラタプラン」というタイトルの曲があります。
ラタプラン(rataplan)とは「太鼓を打つ音」という意味です。
どのラタプランもタッタラタって太鼓を打ち鳴らすようなイメージの部分があって、「おっラタプラン」って思ったりします。
Cover to piano-vocal score of Giacomo Meyerbeer's opera Les Huguenots, first performed 29 February 1836. Publisher: Benoit aîné, Paris
ホール演奏の最後は「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲。
当時から多くのディスクに収録された人気の曲です。
不倫のもつれから決闘、殺人に至るドロドロのあらすじからは想像もできない美しい曲で、現代でも人気の曲を選びました。
Pietro Mascagni's "Cavalleria Rusticana" libretto cover from 1906
その他、シリンダー・オルゴールやストリート・オルガンの演奏、オートマタの実演もございます。
演奏会コースはご予約なしでお聴きいただけます。
13時か15時に間に合うようにご来館ください。
演奏時間 13:00~/15:00~(所要時間約50分)
演奏会コースのご紹介へ 新しいウィンドウで開きます。
*1: ヴィルトゥオーゾ:演奏の格別な技巧や能力によって完成の域に達した、超一流の演奏家を意味する言葉
「館長コース」のお問い合わせが殺到しています。
そこで今後は 個人受付を中止し、「ひとりで参加出来る館長コース」として開催することとなりました。
募集は開催2週間前までを一区切りとし、そこで定員を超えた場合には抽選とさせていただきます。
(抽選の場合、当選の方のみに予約確定のご連絡をさせていただきます。はずれた方へはご連絡を省かせていただきます。何卒ご了承くださいませ。)
追加の「ひとりで参加できる館長コース」
3月29日(金) 14:00~ 抽選締切 3/15
4月11日(木) 13:00~ 抽選締切 3/28
5月11日(土) 13:00~ 抽選締切 4/26
料 金 : 3,500円 (館長コースを楽しむグッズ&お茶付)
尚、オルゴールの初心者、「オルゴールの小さな博物館」はじめての方はご遠慮下さいませ。
通常のコースでも充分にお楽しみいただけます。(通常のコースをセットでお申し込みいただいた方がオルゴールを聴ける台数は多いと思います。)
更に、2ヶ月以内に館長コースにご参加、もしくはご参加予定のお客様は、ご応募をご遠慮いただければ幸甚でございます。
開催2週間前までに定員にならない場合には、再度募集をさせていただきます。
2ヶ月以内に館長コースにご参加いただいた方もよろしければその時点でお申し込みくださいませ。
ご応募お待ちしております。
今日からは3月30日(土)まで、「精緻!シリンダー・オルゴール展」を開催します。
オルゴールの限界に挑み、それぞれの頂点にたどり着いた名機たちを、解説とともに演奏します。
精緻を極めた10台(プラス1台)のシリンダー・オルゴールたちの競演です。
演奏する機種と曲目をご紹介します。
機種名 | 製作年 | 製作国 | メーカー | 曲目 | 作曲者名 |
---|---|---|---|---|---|
ピッコロ・シリンダー | 1880年頃 | スイス | メーカー不詳 | 「ランメルモールのルチア」より ああ!私の燃える溜め息が | ドニゼッティ |
サブライム・ハーモニー コンサート・ピッコロ | 1880年代 | スイス | ラングドルフ | 入り江のワルツ | シュトラウス2世 |
マンドリン・シリンダー | 1870年代 | スイス | ブレモンド | 「椿姫」より 乾杯の歌 | ヴェルディ |
ディヴァイン ハーモニー トレモロ | 1880年頃 | スイス | ペイラード | 「コルヌヴィルの鐘」より ヴィーヴ・ラ・シードル・ド・ノルマンディ | プランケット |
ピアノ・フォルテ | 1850年頃 | スイス | ルクルト・フレール | 「ノルマ」より この子たちを連れて行って | ベッリーニ |
エクスプレッシヴ ピアノ・フォルテ | 1840年頃 | スイス | ルクルト&グランジェ | 「セミラーミデ」より 序曲 | ロッシーニ |
ルビチェック | 1850年頃 | プラハ(チェコ) | ルビチェック | 「ランメルモールのルチア」より 邪魔をするのは誰だor「椿姫」より プロバンスの海と陸 | ドニゼッティ&ヴェルディ |
バリトン・ハーモニクス | 19世紀後半 | スイス | ジュノー | 「ファウスト」より ワルツ | グノー |
オーヴァチュア・ボックス | 1890年頃 | スイス | ニコール・フレール | 「アフリカの女」より 序曲 | マイアベーア |
ボワ・セレステ オーケストラル ボックス | 1880年代 | スイス | ペイラード | 鉄床(かなとこ) | パルロ-ズ |
セミヘリコイダル・シリンダー | 1880年頃 | スイス | B.A.ブレモンド | 「ザンパ」より 序曲 | エロール |
そもそもオルゴールは、金属の棒を弾いて音を出す装置です。
連続音が苦手、長く伸ばす音が苦手など、正確に音楽を再生するのには限界があります。
当時の職人達は、その苦手な演奏を克服する機械を次々と生み出します。
その形や演奏の特徴を知ることがシリンダー・オルゴールを楽しむための醍醐味です。
どんな曲でも演奏出来なければいけない万能なディスク・オルゴールには決して真似できないところです。
得意な演奏はその名となり、オルゴールに命名されます。
そのためチューンシートに書かれた名前から、得意な演奏がわかったりします。
他ではなかなか聞けないシリンダー・オルゴールの競演。
中でもシリンダーに植えられた数千本ピンの角度を1本1本変えることで、演奏に強弱をつける約170年前のエクスプレッシヴ・シリンダーは必見!必聴!
名機達の演奏の違いを聞き分けてください。
どれもこれもおすすめのシリンダーです。
博物館コースの詳しいご説明へ 新しいウィンドウで開きます。