1月10日のサンケイスポーツ 、1月11日の毎日新聞に「宮本亜門、百数十万円の自動ピアノを出品」「<東日本大震災>ミュージカル出演者が支援オークション」という記事をみつけました。
(各新聞の名前をクリックすると、記事のページが開きます。)
東日本大震災の被災地支援のため、チャリティーオークションが開かれるそうです。
そのオークションに演出家、宮本亜門さんが、百数十万円の自動ピアノを出品したとありました。
オークション関連ページ 新しいウィンドウで開きます。
見てみると、ピアノはニッケルオデオン(ニケロディオン・ニコロデオン)と呼ばれる自動ピアノでした。
5セントのコインを入ると演奏する営業用の自動ピアノで、シロフォン・カスタネット・タンバリン・ドラムなどが組み込れていて、賑やかな演奏を披露してくれます。
実は1940年頃にアメリカで作られたコイン・オペレート方式の自動ピアノ、オーケストリオン、その他類似の機種は、総称してニッケルオデオンと呼ばれているのですが、製作された当時には使われていなかった言葉です。
ニッケルオデオンとは主に1903-1914年頃に5セント(ニッケル硬貨)の入場料を請求した初期の劇場を意味するのですが、5セントで動く自動楽器をコレクター達がそう呼ぶようになったのでしょう。
今日では一般的に使われるようになりました。
博物館のニケロディオン(ホールに置いてあるもの)の動画をYouTubeでアップしていますので、よろしければ