100年前の暮らしのひとときを飾ったオルゴールをご紹介している企画展「暮らしのなかのオルゴール展」。
そこで演奏しているヴィクトリア・シアター。
コインを入れると劇場のように幕が上がり、3人の人形が踊る小さなショーを楽しめます。
1880年代にスイスのカンデ社により作られました。
3曲演奏すると幕が下がり、小さなショーは終了します。
幕が上がっている間に見なければならないところがいっぱいあるので、ちょっと下調べをしてみてはいかがでしょうか?
まず3人の人形達。顔、髪型、衣装が異なります。
クルクル回転する3人を見分けるのは大変ですが、3人ともとっても美人です。
ちゃんと靴をはいた足が付いています。
この足が実は人形が回転するための重要な役割を担っているのです。
人形の下の板が人形を上下に動かしているのですが、足が錘の役割をして、上下運動を回転運動に変換するのです。
足を取ってしまうと全く回転しません。(実験済み!)
細かなところまで工夫された人形達をご覧下さい。
ケースの横壁には曲目を表すチューンシートが付いています。
このチューンシートからカンデ社のものと推測されます。
全部で8曲入りのこのオルゴールの曲名が書かれています。
イザベラ 、自由の鐘、運命的結婚、かわいいマリー、スカート・ダンス、小さな迷子、オールヴォワール、なんてパールは可愛い子。
また、このオルゴールにはベルが3個ついています。
ベルを叩く蜂のストライカーにもご注目ください。
ベルの横には何曲目を演奏しているのかを示すインジケータがあります。
それではショータイムの始まりです。
企画展は博物館コースでご見学いただけます。
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