今週から始まった博物館コースの企画展『自動的に楽器を演奏するものたち展』で演奏している展示品のご紹介です。
5階にずらりと並んだディスク・オルゴール。この中に1台オルゴールではない展示品があります。一番左にある、天井まで届きそうな大きなケース。実はこれ、自動ピアノです。
ケースの中に大きなディスクが付いているのはオルゴールと同じです。でも、扉を開けるとディスクの上にドラムとシンバル?
さらにディスクを外すとピアノの弦が見えます。その他にドラム2個、シンバル、ベル10個(左下)が付いていて、とても賑やかな演奏をします。
この自動ピアノは1900年代にアメリカで作られた『レジーナ・コンツェルト』です。ディスク・オルゴールのメーカー、レジーナ社が製造していました。ディスクのサイズは32インチ(約80cm)もあります。
コインを1枚入れるとディスクが1回転して1曲を演奏します。きっと大きなレストランなどで使われていたのでしょう。
全体の高さは2m57cmもあり、ディスクを支えているバーは頭の上を通っていくのでディスク交換も大変です。コースの案内では内部をお見せすることができないので、今回写真でご紹介しました。
迫力ある演奏はぜひ博物館にてお聴きください。
博物館コースは11時、14時、16時スタートで1日3回行います。定員があり満員の場合、入館出来ないこともございますので、是非ご来館の前にご予約くださいませ。
『自動的に楽器を演奏するものたち展』の詳しいご紹介へ 新しいウィンドウで開きます。