エーデルワイスは1897年に登場したトーレンスのブランド。初期のものは穴あき円盤を使用し小さなレバーで櫛歯を弾くメカニズムを採用していた。12 1/16inch、15 1/2inch、22 1/2inchがあり、いずれもダブルコムを使用している。後に澄んだ音のシンプルで小さなものが登場し、スターホイールを使用したメカニズムが採用され、アルバム、煙草入れ、時計などに組み込まれた。4 1/2inch、7 1/16inch、8 1/16inch、11inchのモデルがある。
エーデルワイスはディスクに印刷された矢印をセンターにあわせてセットする。
このオルゴールはスターホイールを用いて櫛歯を弾く後期のもので、1枚の櫛歯とロング・ベッドプレートを持ち、センター・ドライブ方式で8 1/16inchディスクを回転させる。ケースの手前にスタート・レバーが付いている。
1976年に11inchのディスクを使用したものが復刻する。(ディスクのマスターも当時のものを採用)
トーレンス社 (スイス サンクロア)
1882年創業。大きなサイズjから小さなサイズまでのシリンダー・オルゴールを製造。Hermann Thorensは1896年のジュネーブ万博にプレロディニークを発表した。エーデルワイスやヘルベチアブランドのディスク・オルゴールを製造。1900年のパリ万博にはスリーコインオペレートのベル・オルガン付の2枚櫛歯のディスク・オートチェンジャー・オルゴールを展示。
トーレンスのオルゴールはジャン・ポール・トーレンスを責任者とする、メロディズ.S.A.(オーベルソン)の工場で製造された。
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