ロールモニカ(プレイヤー・ハーモニカ)は1928年に売り出され、1930年代まで、最後の庶民の使うオルガネットとして多く販売された。ロールモニカは紙のロールに音符を穿孔して記憶させセットする。ロールの孔がリードの上を通過すると空気が流れて奏鳴する。ハンドルを回しながらハーモニカを吹くだけで音楽を演奏することが出来る。ハンドルは2つ付いていて、ひとつは演奏用、もう一つはロールの巻き戻し用。ロールは簡単に交換することが出来る。1870年代製作されたトランペットと同じ原理で作られた。当時、「プレイヤー・ピアノと同様にミュージック・ロールで演奏できるハーモニカ」「ポケットに入るプレイヤー・ピアノ」と謳われ、ロール4本付きで$1、ロールは1本10cで販売されていた。