14ノートのフリー・リードを使用したロール式の自動コンサーティーナ。ロールは紙に音符を穿孔して記憶させたもので、音符の長短は孔の長さによって表現することができる。ロールはラッチ・レバーを押し下げたり戻したりすることにより送られる。ロールの孔が読み取りバーの上を通過すると、空気が通過し演奏を行う。空気はコンサーティーナを開いたり閉じたりする事で得られる。つまり演奏者はアコーディオンを演奏する時のようにコンサーティーナを開いたり閉じたりしながら、本体横のレバーを上下させ続けることにより演奏する。曲が終了したら、ロールを小さなクランクに巻き戻す。ロールノ交換は簡単に行うことができる。タンツベールのロールを使用するオルガネットの幾つかのものは装飾のない方形のケースに入れられ製造され、1930ー1950年に販売された。(読み取りバーに付けられたレバーが固く演奏不可)
REID & CO./PIANO & MUSIC SALOONS/Secunderabad (Deccan) のマーク入り。