円筒形の連続した絵をふちにセットして、回転させる。正面にある多面鏡に絵が写り、動画が楽しめるもの。
この形式のものをプラクシノスコープ(Praxinoscope)というらしい。上部から棒が出ているが、電気スタンドタイプが付けられていた。
ベルギーの学者ジョゼフ・プラトーJoseph Plateauは1832年に光学玩具の元祖を発明した。これがフェナキスティスコープphenakistiscope(驚き盤)である。この発明品は円形の紙を軸で止め、その縁に連続した絵を描いたものである。一つの絵に注目し、円を回転させると、絵が動いているように感じるのである。その後50年に渡り、改良や応用や似たような研究が積み重ねられ、ゾートロープzoetrope、キネマトスコープkinematoscope、ファンタスコープfantascopeといった耳慣れないギリシア風の名前を持った器械が生まれた。
Roul Scope 1897 France UNB Optical toy ACR 0836
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