紫のサテンに金糸の刺繍がされ、パールに縁取りされた楽器ライアーを模ったケース。ケースの中も金で縁取りされ、水辺を模した鏡張りの底に草や鳥(ハミングバードーハチドリの剥製)が箱庭のように飾られている。蓋を開けるとオルゴールが鳴る。
ケース裏に曲変換のレバーがついて、2曲入り。自動では曲はチェンジしない。
外箱付き。外箱と本体の底は同じ型押しの紙を使っている。
外箱に鉛筆で「1858年頃より若い時 恋人がおばあちゃんへ贈った」と書かれている。(真偽のほどは怪しい・・・)
A valentine sent to Grannie when younger about 1858.
1.埴生の宿
2.不明
ミュージカル ノベルティ(Musical Novelties)(おもちゃ・装飾品などで)
目先の変わった小物のオルゴールを総称していう。
1870年頃から安価なムーヴメントを身近な品物や土産物に組み込まれ販売された。もっとも普及したのは1890-1910代でスイスシャレーやビールジョッキ、裁縫箱、タバコ入れ、宝石箱などに組み込まれ販売された。その他に、椅子やフットスツール、五徳やキッチン用品、クリスマスツリースタンド、ドアノッカー、ランプ、巻き煙草入れ、煙草入れ、オペラグラス、ステレオスコープ、フォトアルバム等が作られた。
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