精工舎の角形置時計は明治35年より製造されている。「 No.953 角形オルゴール面取厚硝子入」のこの型の角形置時計は大正12年から昭和初期までに製造された後期のもの。アルミ機械、文字板はブリキ板に紙をのせたもの
木製の底にスイス製の目覚ましオルゴール(曲名:天然の美)
がセットされている。このように取っ手が付き枕元において使う置時計は枕時計とも呼ばれる。
美しき天然(うるわしきてんねん)は、田中穂積作曲、武島羽衣作詞の唱歌。1902年(明治35年)完成。ワルツのテンポでと楽譜に表示されている。天然の美(てんねんのび)とも呼ばれる。
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