当時比較的安価に販売されたマニベル(手回し)式のオートマタ。
ピアノを弾く猫とヴァイオリンを弾く犬が、合奏をする。猫は首を振りながら口を開く。犬は首を振りながら、右手でヴァイオリンを弾く仕草をし、尾を左右に大きく振る。(猫の足が1本無くなっている。)
1898年のカタログに掲載されていて、当時16Mkで販売されていた。
猫の毛は兎の毛皮。ピアノや土台などは多色刷りの紙できれいに飾られている。台形の土台にはハンドルが付いている。(土台の中にフイゴが入っていて、フイゴの空気を笛に送って猫の声を出す。)
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