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整理番号     

 
365
品名    
ねずみと少女
分類
製作国
製作年代
automata
フランス
1900年頃
メーカー
寸法
櫛歯
ルヌー
W150xH430xD220

解説

 

ビスクヘッドはゴーチェの作品。少女は頭を上下させながら左手でねずみの篭の蓋を開け閉めし、それに合わせてねずみがタイミングよく飛び出したり、篭の中へ戻ったりする。少女の右手も動く。(右手には棒を持っていたはずだが紛失。)人形の台にはスタート・ストップレバーが付き、メカニズムは台の中に組み込まれている。

ルヌー(Renou)
ルイ・ルヌーは1886年にオートマタを製造販売していたドゥエ&ラフォーレ工房の後継者となる。当時高価であったオートマタを多くの人に供給しようと考え、ごく一般的なサイズ(35~60cm)のオートマタをやめ、半分の大きさでさらにからくりも簡素化した安価なオートマタを製造・販売した。これがヴィシーやルレ・エ・ドゥカン等の著名作家の高価なオートマタに手が届かなかった消費者に受け、1925年まで年間500体のペースでオートマタの製造を続けた。

人形: ゴーチェ(F.Gaultier)
ファッション・ドールやベベのヘッドやパーツを製作。他にラベリー&デルフィーユ、プティ・デュモンティエ、ファルク・ロッセル、R.コードニエー、A.テュイエ、ヴィッシィーなど、数十社の人形・おもちゃメーカーにヘッドを供給していた。 F.ゴーチェとして発表された人形にはゲズランド社をはじめ他社で製作した種々のタイプのボディがあり、古いものではキッド革製、金属製の骨組みの入ったストッキネット製(メリヤス編みの布地)、木製そしてコンポジション製などがある。 ベベのヘッドにはF.Gの刻印マークがあるが、ファッション・ドールには必ずしも付いていない。

 

 

 

   

 

   

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