ビスク・ヘッドはシモン&ハルビックの作品。右手を下げストローを左手の皿のシャボン水につける。その後ストローを口に近づけシャボン玉を飛ばす。台にフイゴが組み込まれていて左手のパイプを通ってストローへ空気をおくっている。
開いた口とガラスの目を持ちモヘアのカツラを付けている。頭には衣装とおそろいの帽子をかぶり、レースをあしらった白いブラウスと緑の衣装を着ている。人形下の台にはスタート・ストップレバーとキイが付いていて、メカニズムは台の中に組み込まれている。オルゴールはついていない。ヘッドの後ろに(1300-35 DEP SH)の刻印あり。
ルレ・エ・ドゥカン(Roullet & Decamps)
機械技術者であったジャン・ルレが1866年に開業。新しい工作技術を取り入れ、からくりの世界では立ち遅れの目立った技術面と経済面を解決し、翌年の万博で早々に銅メダルを獲得する。ルレが60歳を越した1889年、約20年間共に働いた娘婿のドゥカンをやっと認め「ルレとドゥカンの工房」となる。この年から広く宣伝を行い、その作品は海外にも輸出され、工房は繁栄を極めた。
人形:Simon&Halbig(シモン&ハルビック)
ドイツ人形メーカー。良質の細やかな肌を持つ愛らしい顔立ちのヘッドは人気を呼び、ドイツ以外にフランスの多くのメーカーに供給した。
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