サイバー・ミュージアムのトップページへ戻る


整理番号     

 
345
品名    
椅子の上の軽業師
分類
製作国
製作年代
automata
フランス
1895年頃
メーカー
寸法
櫛歯
ルレ・エ・ドゥカン
W325xH443xD195
解説

 

ビスク・ヘッドはシモン&ハルビックの作品。足をゆっくりと上げ椅子の上で逆立ちをし、首をもたげ、またゆっくりと足を下ろしていく。膝の関節が曲がるようになっていて、勢いで足を伸ばす。 閉じた口とガラスの目を持ちモヘアのカツラを付けている。黒いレースをあしらったピンクの衣装を着ている。椅子の下にはスタート・ストップレバーとキイが付いていて、メカニズムは椅子の中に組み込まれている。

ルレ・エ・ドゥカン(Roullet & Decamps)
機械技術者であったジャン・ルレが1866年に開業。新しい工作技術を取り入れ、からくりの世界では立ち遅れの目立った技術面と経済面を解決し、翌年の万博で早々に銅メダルを獲得する。ルレが60歳を越した1889年、約20年間共に働いた娘婿のドゥカンをやっと認め「ルレとドゥカンの工房」となる。この年から広く宣伝を行い、その作品は海外にも輸出され、工房は繁栄を極めた。

人形:Simon&Halbig(シモン&ハルビック)
ドイツ人形メーカー。良質の細やかな肌を持つ愛らしい顔立ちのヘッドは人気を呼び、ドイツ以外にフランスの多くのメーカーに供給した。

 

 

 

椅子の上の軽業師

 

  ホーム 博物館について サイバー・ミュージアム オルゴールの解説 用語辞典 ブログ サイトマップ 問い合せ  

オルゴールの小さな博物館は2013年5月15日をもって閉館しました。

Our Museum has closed its doors on May 15, 2013.