パイプを使用した屋外用バレル・オルガン。ハンドルを回すと、短音用のピンと長音用のブリッジの打ち込まれた大きな木製の円筒(バレル)が回転し、同時に空気がフイゴに送られる。バレルのピンやブリッジに触れたキーが押し上げられるとパイプ下部のバルブが開き、フイゴに溜まった空気がパイプに送り込まれて演奏する。
このオルガンは8曲入り。曲目の交換はバレルを僅かに横にずらして行う。バレルの軸に刻み目があり、これに金具を落とし込んで固定する。ストリート・オルガンは19世紀後半に最盛期を迎え、お店の客寄せ、見せ物のバックグラウンド・ミュージック、オルガンのない教会の為の礼拝用など様々な使われ方をしていた。
ノルウェー製のオルガン。現在は音が出ない。要修理。
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