このサーペンスタイン・ケースを用いた兼用機は1900年代のベスト・セラーズ機だった。同一の型で蓄音機との兼用機はStyle150として販売されていた。対向した一組の櫛歯を持ち、1つのスターホイールにより2本の櫛歯を同時に弾く。ロング・ベッドプレートが付いている。リム・ドライブ方式によりディスクを回転させる。ケースの正面にはスタート・レバーと速度調整のツマミが付いている。チターアタッチメント付。製造番号は5000001から5002251。1905年から1918年まで出荷された。
レジーナ社 (アメリカ ニュー・ジャージー)
ポリフォン社を創業したグスタフ ブラッハウゼンは1892年(35歳のとき)にアメリカでの特許取得と、ポリフォン社製品を輸出する目的で渡米し、1894年にレジーナ社を創業。当初はポリフォン社の製品を販売していたが、一年も経たずにラーウェイに工場を作り、またたくまにアメリカ最大のメーカーとなる。1922年に倒産。多くのアメリカ人にとってオルゴールとレジーナは同意語と思われるほどで、創業から約10万台のオルゴールを供給し、ポリフォン社、シンフォニオン社とともにオルゴールの三大メーカーといわれている。
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