オルゴールと蓄音機の兼用機、金属製のラッパのアタッチメントを付け、78回転レコードの回転軸を持つ。ケース内側のレバーによりオルゴールとしても蓄音機としても使用できる。同一の型でオルゴールのみのものはStyle 39として販売されていた。ダブルコーム、1つのスターホイールにより2本の櫛歯を同時に弾く。ロング・ベッドプレートで、リム・ドライブ方式によりディスクを回転させる。ケースの内側にスタート・レバーと速度調整のツマミが付いている。他にオルゴールと畜音機との兼用機では、ミラ、ポリフォン社でも製作されMiraphone、Polygrahoneとして販売された。。製造番号は1390101から1390277で1907-1915年にかけて出荷。アメリカン・グラフォフォン・カンパニーが何台か購入している。
レジーナ社 (アメリカ ニュー・ジャージー)
ポリフォン社を創業したグスタフ ブラッハウゼンは1892年(35歳のとき)にアメリカでの特許取得と、ポリフォン社製品を輸出する目的で渡米し、1894年にレジーナ社を創業。当初はポリフォン社の製品を販売していたが、一年も経たずにラーウェイに工場を作り、またたくまにアメリカ最大のメーカーとなる。1922年に倒産。多くのアメリカ人にとってオルゴールとレジーナは同意語と思われるほどで、創業から約10万台のオルゴールを供給し、ポリフォン社、シンフォニオン社とともにオルゴールの三大メーカーといわれている。
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