1897年にブラッハウゼンがオートマティク・ディスク・チェンジ装置のパテントを取得。すぐに様々なスタイルのオートチェンジャーを製造した。ポリフォン社は15 3/4から24 1/2inchのサイズで10枚ディスクをセットできるオートチェンジャーを製造した。前面の曲目インジケータで望みの曲を設定し、コインを入れると一曲演奏する。
このオートチェンジャーは22 1/2inchのディスクを使用する。No.5KのKはドイツ語のKlangplattenのKでバータイプのオーケストラベルを意味する。またNo.5G(Glocken)ソーサーベル付がある。動力にはバネをねじって戻る力を利用する「ねじりコイルばねtorsion spring」を使用している。
ポリフォン社 (ドイツ ライプチヒ)
グスタフ ブラッハウゼン(Gustave Brachhausen)とパウル リスナー(Paul Riessner)がシンフォニオン社から独立し、1887年に創業。急速に社業が発展し1895年から最盛期を向かえ、その数年後には従業員が1000人に達する大会社になる。16.5cmから80.0cmまで14種類のディスクを作り、それに適合する多種類のオルゴールを販売したが、1914年第一次世界大戦勃発の年にオルゴールのビジネスを終了する。その後1930年代まで蓄音機を販売。レジーナ社、シンフォニオン社と共にオルゴールの三大メーカーといわれている。
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