営業用のコイン・オペレート式のアップライト型のオルゴールで、音階の違う8つのチャイム(管状のベル)が付いている。対向した一組の櫛歯とチャイム専用の櫛歯(8本)を持ち、リム・ドライブ方式でディスクを回転させる。ケース正面にコイン投入口が付き、コインを入れると1曲演奏する。オルゴール専用の台はディスクを収納するケースにもなっている。当時クルミのケースは250MK.、マホガニーのケースは270MK.で販売され、ディスクは2.2MKで販売されていた。このオルゴールのスタイルナンバー128HSのHSは(H)angen(壁に掛けるフックが付いている)と、(S)tellen(カウンタやテーブルに乗せるための脚が付いている)という意味がある。
オリジナル・ミュージックワーク社(ドイツ、ライプチッヒ)
オリジナル・ミュージックワーク社はドイツ、ライプチッヒのオルゴール・メーカー (1900-1914)。シンフォニオン社の創業者パウル・ロッホマンが1900年に創業したオリジナル・ミュージックワーク社の製品。
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