サイバー・ミュージアムのトップページへ戻る


整理番号     

録音不可
023
品名    

シンフォニオン・スタンド

分類
製作国
製作年代
disc
ドイツ
1880年頃
メーカー
寸法
櫛歯
シンフォニオン
W390xH840xD270
Bass30+Treble30
解説

 

シンフォニオン社では初期に製造されたオルゴール。壁に掛けるか、またはスタンド型として使用するコイン・オペレート式のもの。櫛歯は中央軸を挟んで、両側に1枚ずつセットされているが、シンフォニオンの小型、中型のディスク・オルゴールの特徴でもある同じ櫛歯を2枚用いる「サブライム・ハーモニー式」と呼ばれるものとは異なり、高音部と低音部にわかれてセットされている。興味深いのは低音部は中心に向かって低音に配置されているが、高音部は中心に向かって高音に配置されていること。センター・ドライブ方式でディスクを回転させる。ケース右側のハンドルでゼンマイを巻き上げる。ケース左側にコイン投入口がある。

 ”J.W.SCOTT/AMUSEMENT CATERER / GT YARMOUTH”と記述あり。 GT YARMOUTH(グレート ヤーマス)はイギリスのビュア河の下流にある、沿岸沿いのリゾート地。ヤーマスのJ.W.スコットというお店(またはディーラーの名前?)に置かれて、楽しみを提供する係りですと書いて、営業用として使用していたものと思われる。

シンフォニオン社 (ドイツ ライプチヒ)
ディスク・オルゴールを最初に作ったメーカー。ディスク・オルゴールの発明者であるパウル ロッホマンが1885年に創業し、翌年には最初のディスク・オルゴールを発売しました。創業以来数多くの製品を送りだし急速に発展していきました。ディスクの直径11.5㎝(ディスク最小)から76㎝まで、小型から大型まで21種類のディスクがセットできる多種多様のオルゴールを発売しました。なかには2枚のディスク、3枚のディスクを同時に使用するユニークな製品も作られました。ポリフォン社、レジーナ社とともにオルゴールの三大メーカーといわれています。アメリカには子会社のシンフォニオン・マニュファクチャリング社を設立。1920年代まで継続していたが、20年代は主に蓄音機を販売していた。

 

 

 

 

ポリフォン コンソール Style105   

 

 

  ホーム 博物館について サイバー・ミュージアム オルゴールの解説 用語辞典 ブログ サイトマップ 問い合せ  

オルゴールの小さな博物館は2013年5月15日をもって閉館しました。

Our Museum has closed its doors on May 15, 2013.